時短勤務なのに残業しないと終わらない…これって普通?原因と対処法6選

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時短勤務なのに残業しないと仕事が終わらない…これって普通なの?

余裕を持って家庭と両立するために時短勤務を選んでいるのに、仕事が終わらず結局残業してる…そんな悩みを抱えているママは少なくありません。

でも、時短勤務なのに残業が続くのはあなたの仕事の能力や効率だけが原因ではありません

この記事では、現役人事の私が、時短勤務なのに仕事が終わらない原因と、残業を減らすためにできる具体的な対処法を解説します。

法律上のルールや、上司への相談方法、それでも改善しない場合の選択肢まで紹介するので、「時短なのに残業しないと終わらない」と悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

Table of Contents

時短勤務なのに残業しないと終わらない…これって普通?

時短勤務なのに、定時で仕事が終わらず、結局残業してしまうことは多くのワーママが経験しています。

周りに同じような状況の人がいると「これが普通なのかな」と感じてしまいますが、そこには会社側の仕組みや制度の問題が隠れていることが少なくありません。

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「よくあること」と「本来あるべき状態」は別

結論:よくあるけれど、残業が常態化しているなら見直しが必要

結論からいうと、時短勤務なのに残業してしまうケースはよくありますが、毎日のように残業しなければ仕事が終わらない状態は、一度見直したほうがよいでしょう。

時短勤務は、子育てや介護などとの両立のために、労働時間を短くする制度です。

それにもかかわらず、フルタイム勤務のときとほぼ同じ量の仕事を任されていたり、人手不足を理由に別の人の仕事までカバーしたりすれば、決められた勤務時間内に仕事を終えるのが難しくなります。

「みんな残業しているから」「子どもがいても頑張っている証拠」と考えて我慢してしまう人もいますが、残業が常態化しているなら、まずは自分の仕事の進め方だけでなく、業務量や職場の体制に問題がないか確認してみましょう。

「時短だから仕事が終わらない」のではなく、業務量・分担の問題

時短勤務で仕事が終わらないと、自分の仕事が遅いのでは?と考えてしまいがちです。

もちろん、仕事の進め方を工夫することで改善できるケースもあります。

一方で、人事として見てきた中では、そもそも勤務時間に対して仕事量が多すぎる、業務の分担が適切でない、といった職場側の要因によって残業が発生しているケースもあります。

たとえば以下のようなケースです。

  • 時短勤務になる前と仕事量がほとんど変わっていない
  • 担当業務が多く一人で抱えている
  • 急な依頼や問い合わせが多い
  • 人手不足で周囲の仕事までカバーしている
  • 「時短だから」と業務を減らす仕組みがない

制度としては時短勤務を利用できても、仕事の量や担当範囲、チーム内の役割まで見直されていなければ、勤務時間だけ短くなっても仕事は終わりません。

また、周囲に迷惑をかけたくない、責任のある仕事から外されたくないという思いから、自分で仕事を抱え込んでしまう人もいます。

その結果、定時までに終わらなかった仕事を残業で片付けることが習慣になり、いつの間にか「時短なのにフルタイムと同じように働く」状態になってしまうのです。

時短勤務でも残業しなければならないの?

「時短勤務なのだから、残業はしてはいけないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、ここは少し注意が必要です。

時短勤務を利用していることと、残業が法律上すべて禁止されることは同じではありません。

一方で、育児と仕事を両立するための「所定外労働の制限(残業免除)」という制度もあります。

2025年4月からは、この残業免除の対象が「3歳未満の子を養育する労働者」から「小学校就学前の子を養育する労働者」へ拡大されています。

そのため、「時短勤務だけど残業しなければならない」と悩んでいる場合は、自分が残業免除の対象になるのか、会社でどのような制度を利用できるのかを確認することが大切です。

なお、時短勤務だからといって残業がすべて違法になるわけではありません。会社の制度や労働時間、残業免除の利用状況などによって扱いが異なります。

「時短勤務なのに帰れないのは違法なの?」と気になる方は、まず自分が利用している制度と会社のルールを確認しましょう。

時短勤務なのに仕事が終わらない6つの原因

では、なぜ時短勤務なのに仕事が終わらないのでしょうか。

ここからは、時短勤務で残業が続いてしまう具体的な原因を6つ紹介します。

時短前と仕事量が変わっていない

時短でもフルタイムと同じ仕事量を求められるケースは実は多くあります。

本来勤務時間を短くするなら、その分仕事量も減らしてもらわないとおかしいのですが、職場によってはそのような調整がないことも。

このような職場では、時短ワーママはお昼休みを返上して働いたり、残業しないと終わらないことになってしまいますよね。

仕事量が変わらないのに給料だけ減っていると嘆く声も。

急な仕事が多い

突発的な業務が多い会社・部署では、時短勤務であっても残業しないと終わらないという事態に陥りやすいです。

例えば顧客対応をしている部署であれば、クレーム対応など突発案件は多くなりますよね。

予定外の仕事が入るたびに通常業務が後回しになり、結果として残業が発生してしまうのです。

突発的な残業はできないから、とあらかじめ対策を考えている声もありました。

仕事を断れない・頼まれやすい

頼まれごとを断れず引き受けてしまうと、勤務時間内で収まりきらなくなり、残業しないといけなくなってしまいます。

とはいえ普段チームにサポートしてもらっている分、断りづらい雰囲気はありますよね。

大企業であれば時短の制度は整っているものの、部署ごとの運用は追いついていないケースもあるようです。

時短なのにどんどん仕事が舞い込んで困っているワーママもいます。

一人で仕事を抱え込んでいる

頭を下げて周りにお願いするより自分でやったほうが早いとか、スキル的に自分にしかできなくて頼られてしまうとか、いろいろな理由で仕事を抱えてしまう人も多いです。

自分のペースで進められるメリットはあるものの、結果的に時短では終わらない業務量になってしまい、残業してしまうことになります。

自分の仕事どころか他の人のフォローまで抱えてしまっているワーママも。

残業ありきの職場になっている

残業がよしとされる雰囲気や、そもそも残業ありきの業務量+残業ありきの人員配置で進めている職場では、時短勤務者はとても肩身の狭い思いをします。

個人の努力だけでは変わりにくく、時短勤務なのに残業しないと終わらない大きな理由になっています。

特にベンチャー企業などでは、仕事の量が増え続ける傾向にあり、成果主義で残業文化が根強いようです。

人手不足

職場が慢性的な人手不足だと、時短でも残業せざるを得ない状況になりやすいです。

特に中小企業だとこの傾向が強いようです。少人数経営で仕事が属人化しやすく、1人あたりの仕事の負担が増えるからです。

本来人手不足は会社や上司が責任を持って解消すべきことなのに、それを残業でどうにかしようとすることがおかしいですよね。

実際にこんなことがあったつぶやきも。

時短勤務でも残業は違法?法律上のルール

結論からいうと、時短勤務を利用していることだけを理由に、残業がすべて禁止されるわけではありません。

一方で、育児と仕事を両立するために、一定の条件を満たす場合に残業を免除してもらえる「所定外労働の制限(残業免除)」という制度があります。

「時短勤務なのに毎日残業している」という方は、まず自分がどの制度を利用しているのか、残業免除の対象になるのかを確認してみましょう。

時短勤務制度と残業免除は別

まず知っておきたいのが、「短時間勤務制度」と「残業免除」は別の制度だということです。

短時間勤務制度は、育児などと仕事を両立するために、所定労働時間を短くして働く制度です。

一方、残業免除は、育児のために「所定外労働(残業)の制限」を請求できる制度です。

そのため、「時短勤務を利用している=残業が法律上すべて禁止されているというわけではありません。

「時短勤務なのに残業を求められた」と感じたときは、自分が短時間勤務制度だけを利用しているのか、残業免除の制度も利用しているのかを確認することが大切です。

残業免除の対象は小学校就学前まで拡大

2026年現在、育児のための「所定外労働の制限(残業免除)」の対象となる子の範囲は、「小学校就学前」までとなっています。

つまり、原則として小学校就学前の子を養育する労働者が請求した場合、会社は所定外労働を免除する必要があります。

以前は「3歳になるまで」が一つの区切りでしたが、現在は対象となる期間が広がっています。

そのため、「子どもが3歳を過ぎたから残業免除はもう使えない」と思っている方も、制度を一度確認してみてください。

残業免除を利用できる条件

残業免除は、誰でも無条件に利用できるわけではありません。

原則として、小学校就学前の子を養育する労働者が対象です。

ただし労使協定によって、継続雇用1年未満の労働者や、1週間の所定労働日数が2日以下の労働者を対象外としている場合があります。

以下の点と合わせて、会社の就業規則や育児・介護休業規程を確認し、人事や労務担当者に問い合わせてみましょう。

  • 子どもの年齢
  • 自分の雇用形態
  • 勤続期間
  • 週の所定労働日数
  • 会社の労使協定

なお、残業免除を利用する場合は、会社への請求手続きも必要です。対象だからといって、自動的に残業が免除されるとは限らない点にも注意してください。

「時短なのに帰れない=違法」とは限らない

「時短勤務なのに定時で帰れない。これは違法なのでは?」と考える方もいるでしょう。

しかし、時短勤務を利用しているという事実だけで、残業をさせることが直ちに違法になるわけではありません。

まず確認したいのは以下の内容です。

  • 自分の所定労働時間は何時間か
  • 残業免除を利用しているのか
  • 残業免除の対象になっているのか
  • 会社の就業規則ではどう定められているのか
  • 実際に何時間働いているのか

一方で、残業免除の対象であり、適切に請求しているにもかかわらず所定外労働を求められている場合などは、会社の対応に問題がある可能性があります。

また、「時短だから残業できないのに、仕事量はフルタイムのときと変わらない」という場合は、法律だけでなく、そもそもの業務量や仕事の分担が適切なのかも見直す必要があります。

サービス残業は別問題

「残業すると保育園のお迎えに間に合わないから、仕事を家に持ち帰っている」「勤怠上は定時で退勤したことにして、その後も仕事をしている」という場合は注意が必要です。

実際に働いた時間を申告せず、残業代が支払われていないのであれば、それは単なる「時短勤務の働き方」の問題ではありません。

いわゆるサービス残業(賃金不払残業)は、労働基準法に違反する問題です。

「時短だから仕方ない」「周囲もやっているから」と、サービス残業や持ち帰り仕事を常態化させないようにしましょう。

残業した時間や持ち帰って仕事をした時間など、実際の労働時間を記録しておくことも大切です。

困ったときの相談先

「会社に相談しても改善されない」「残業免除を申請したのに認めてもらえない」「サービス残業を強いられている」といった場合は、一人で抱え込む必要はありません。

まずは、①直属の上司 → ②人事・労務担当者 → ③社内の相談窓口の順に相談してみましょう。

それでも解決しない場合は、都道府県労働局の総合労働相談コーナーや、労働基準監督署などの公的な相談窓口を利用する方法もあります。

ただし、法律上の扱いは雇用契約や勤務実態によって異なります。「違法かどうかわからない」という段階でも、まずは会社の制度や自分が利用できる制度を確認してみてください。

時短勤務なのに仕事が終わらないときの対処法6つ

時短勤務なのに残業しないと終わらないのは、原則として環境や制度が原因であり、個人の責任ではありません。

ただ自分のコントロールできる範囲で働き方を工夫し、仕事を早く終わらせるコツを知っておくのもおすすめです。

まずは自分でできる工夫を試し、それでも難しい場合は、上司やチームと仕事の量・分担を見直していきましょう。

タスクを整理して、今日やる仕事を絞る

時短勤務では、限られた時間の中ですべての仕事を終わらせようとすると、どうしても時間が足りなくなります。

そこで大切なのが、「今日やる仕事」と「今日でなくてもいい仕事」を分けることです。

たとえば、朝一番にその日のタスクを書き出して以下の表のように整理してみましょう。

特に、「とりあえず全部終わらせる」という考え方から、「勤務時間内に優先度の高い仕事を終わらせる」という考え方に変えることがポイントです。

「やる仕事・やらない仕事」の範囲を明確にする

時短勤務で仕事が終わらない人は、担当している仕事の範囲が広すぎるケースもあります。

特に時短勤務では、限られた勤務時間の中で、どこまで担当するのかを明確にしておくことが重要です。

「これくらいは自分がやったほうがいいかな」と仕事を引き受け続けていると、いつの間にか本来の担当業務以外の仕事まで抱えてしまいます。

「やらないことを決める」のも、時短勤務のスキルのひとつです。

「できる仕事は全部やる」ではなく、自分の役割を明確にすることも、仕事を時間内に終わらせるための大切な工夫です。

無責任だと思われないように、手放す仕事はチームや上司と共有し、期待値をすり合わせておくと安心です。

自分にしかできない仕事を減らし、業務を共有する

「自分が休んだら誰も対応できない」という仕事が多いと、時短勤務でも仕事を抱え込むことになります。

そこで、できるだけ自分にしかできない仕事を減らし、チームで共有できる状態を作っておきましょう。

たとえば以下のような方法があります。

  • 手順をマニュアル化する
  • 定型業務をテンプレート化する
  • ファイルや資料の保管場所を共有する
  • 業務の進捗をチームで共有する
  • 自分しか知らない情報を他のメンバーにも伝えておく

「この仕事は○○さんしかできない」という状態をなくせば、急なお休みや保育園からの呼び出しがあったときにも、チームでカバーしやすくなります。

時短勤務だからこそ、仕事を属人化させないことが重要です。

仕事を頼まれたら、優先順位を確認する

依頼された仕事全てを引き受けると、残業しないと終わらない業務量になってしまいます。

だからといって、毎回「できません」と断る必要もありません。

おすすめなのは、新しい仕事を受けるときに、今抱えている仕事との優先順位を確認することです。

たとえば以下のように聞いてみるのがおすすめです。

「今、AとBを今日中に対応する予定です。こちらの仕事を優先する場合、AとBは明日以降の対応でも大丈夫でしょうか?」

時短勤務では、限られた時間の中ですべての仕事を引き受けるのではなく、何を優先するのかを周囲と共有することが大切です。

一人で抱え込まず、チームに協力を依頼する

「時短勤務だから、周りに迷惑をかけたくない」と考えて、仕事を一人で抱え込んでいませんか?

しかし、仕事を抱え込んで残業することが常態化すると、結果的に自分にもチームにも負担がかかります。

「この業務が今日中に終わりそうにないので、○○の部分だけお願いできますか?」

のように、業務を切り分けて依頼すると相手も対応しやすくなります。

また、急な依頼や子どもの都合による早退などがある場合に備えて、普段からチーム内で仕事の進捗を共有しておくことも有効です。

時短勤務だからこそ、周囲に頼ることを「申し訳ないこと」と考えすぎないようにしましょう。

周囲に協力を依頼する際のポイント

  • 具体的に何をどれだけ手伝ってほしいかを伝える
  • 感謝の言葉を添える
  • 子育てと仕事の両立についてオープンに話す

上司と業務量・担当範囲を見直す

ここまでの工夫をしても、毎日のように残業しなければ仕事が終わらないのであれば、そもそもの業務量が勤務時間に対して多すぎる可能性があります。

この場合は、自分の仕事の進め方をさらに工夫するより、上司と業務量や担当範囲そのものを見直す必要があります。

相談するときは、単に「仕事が多くて終わりません」と伝えるだけではなく、以下の内容をを具体的に伝えると、上司も状況を把握しやすくなりますよ。

  • 現在担当している業務
  • それぞれにかかっている時間
  • 毎日発生する業務
  • 突発的に入ってくる業務
  • 何時まで勤務できるのか
  • どの仕事を減らせば時間内に収まるのか

「残業を減らしたい」という希望だけでなく、「現在の業務量では勤務時間内に終わらない」という事実を伝えることがポイントです。

それでも残業が続くなら?取るべき3つのステップ

ここまで紹介した方法を試しても、時短勤務なのに毎日のように残業が続く場合は、「自分の仕事の進め方をもっと工夫しなければ」と考え続ける必要はありません。

業務量や人員体制、仕事の分担など、個人の努力だけでは変えられない問題がある可能性があります。

その場合は、次の3つのステップで、職場に改善を働きかけてみましょう。

まずは上司に相談する

最初に相談したいのは、直属の上司です。

「残業を減らしたい」と伝えるだけではなく、現在の業務量と勤務時間のギャップを具体的に伝えることがポイントです。

相談するときは、以下の内容を整理しておくと、話し合いが進みやすくなります。

  • 現在担当している業務
  • それぞれにかかっている時間
  • 残業がどのくらい発生しているか
  • 突発的な業務がどの程度あるか
  • 勤務時間内に終わらせるために何を減らしたいか

ポイントは、「残業したくない」という個人的な希望として伝えるのではなく、「現在の業務量では勤務時間内に終わらない」という事実として伝えることです。

もし上司が業務の優先順位や担当範囲を調整してくれれば、それだけで残業が減るケースもあります。

人事・社内窓口に相談する

上司に相談しても改善されない場合や、そもそも上司に相談しづらい場合は、人事・労務担当者や社内の相談窓口に相談してみましょう。

特に以下のようなケースの場合は、一人で抱え込まないことが大切です。

  • 時短勤務なのに業務量がほとんど変わらない
  • 残業免除の制度を利用したいのに認めてもらえない
  • 残業を断ると不利益な扱いを受けそう
  • サービス残業や持ち帰り仕事が常態化している
  • 上司に相談しても改善されない

人事に相談するときも、「上司が理解してくれない」という話だけではなく、いつ、どのくらい残業しているのか、どのような業務を担当しているのかなど、具体的な状況を伝えましょう。

また、会社の育児・介護休業規程や就業規則を確認し、自分が利用できる制度について把握しておくこともおすすめです。

異動・転職を検討する

上司や人事に相談しても業務量が変わらず、残業が何か月も続いているのであれば、職場そのものを変えることも選択肢の一つです。

もちろん、必ず転職する必要はありません。

まずは、社内で解決できる方法を検討してみましょう。

  • チームや部署を変えられないか
  • 担当業務を変更できないか
  • 時短勤務でも働きやすい部署へ異動できないか

それでも改善が難しい場合は、転職を考えてもいいと思います。

転職先を探すときは、「時短勤務制度があります」という求人情報だけで判断せず、以下の内容を必ず確認するようにしましょう。

  • 実際に時短勤務を利用している社員がいるか
  • 時短勤務者の残業はどの程度か
  • フレックスや在宅勤務を利用できるか
  • 急な休みや早退をした場合にカバーできる体制があるか
  • 業務の属人化が少なく、チームで仕事を分担しているか

時短勤務制度があることと、時短勤務で働きやすい職場であることは別です。

「時短でも無理なく働ける環境はないか」という視点で、異動や転職を含めて選択肢を広げてみましょう。

実際に、時短勤務やワーママ転職に理解のある求人は、転職エージェント経由で紹介されることが多いです。

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転職するなら「時短でも働きやすい職場」を見極める

上司や人事に相談しても残業が減らず、異動などでも改善が難しい場合は、転職によって環境を変えることも選択肢の一つです。

ただし、転職先を探すときは、「時短勤務制度がある会社」だけを条件にしないことが大切です。

では、どのような点を確認すればよいのでしょうか。

特に外資系への転職を検討している方は、外資系がワーママにとって本当に働きやすいのか、制度だけでなく実際の働き方も含めて確認しておきましょう。

時短勤務者の残業が少ない

まず確認したいのが、実際に時短勤務をしている社員がどのくらい残業しているかです。

求人票に「時短勤務制度あり」「育児との両立を支援」と書かれていても、それだけでは実際の働き方までは分かりません。

可能であれば、面接や転職エージェントとの面談で、「時短勤務を利用している社員の方は、普段どのくらい残業されていますか?」と聞いてみましょう。

また、以下の内容も確認しておくと安心です。

  • 時短勤務を利用している社員が実際にいるか
  • 子育て中の社員がどのくらいいるか
  • 定時で帰る社員がどの程度いるか
  • 残業が発生した場合、どのように業務を調整しているか

「制度があるか」ではなく、「その制度を利用している人が実際にどう働いているか」を見ることがポイントです。

業務をチームで分担できる

今回の記事でも紹介したように、時短勤務で残業が続く原因の一つが、仕事を一人で抱え込んでしまうことです。

そのため転職先を選ぶときは、業務が属人化しておらず、チームで仕事を分担できる環境かどうかも確認しましょう。

たとえば以下のような職場であればベストです。

  • 担当者が休んでも他の人が対応できる
  • 業務のマニュアルや引き継ぎ体制がある
  • チームで進捗を共有している
  • 急な休みや早退をカバーする仕組みがある

大切なのは、子育て中の社員がいることだけでなく、勤務時間に制約がある人でも仕事を回せる仕組みがあることです。

柔軟な働き方を利用できる

在宅勤務やフレックス勤務など、柔軟な働き方ができるかどうかも確認しておきたいポイントです。

たとえば、フレックス制度があれば、保育園の送迎などに合わせて勤務時間を調整できる場合があります。

在宅勤務が可能なら、通勤時間を減らせるため、その分を家事や育児に充てられることもあります。

ただし、ここでも重要なのは、「制度がある」だけで判断しないことです。

面接などでは、「フレックスや在宅勤務は、実際にどの程度利用されていますか?」と確認してみるとよいでしょう。

今の職場で「時短なのに残業しないと仕事が終わらない」と悩んでいるなら、次の職場では同じ状況を繰り返さないためにも、制度だけでなく職場の実態を見極めましょう。

時短でも働きやすい職場は、自分で探そうとするとかなり大変。

そのため、時短勤務やワーママ転職を考える場合は、最初からエージェントに相談してしまった方が効率的です。

自分に合う職場を客観的に提案してもらえるので、無理なく働ける環境を見つけやすくなります。

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よくある質問

時短勤務なのに残業するのは違法?

時短勤務者が合意のうえで残業すること自体が、ただちに違法になるわけではありません。

問題になるのは、「残業免除請求」を出しているのに残業している場合や、時短勤務者の残業に残業代を払っていないケースです。

まずは就業規則や育児短時間勤務の規定を確認し、上司と「残業はあくまで例外」という前提を共有することが第一歩になります。

時短勤務で残業を断っても大丈夫?

時短勤務の理由が「育児」であれば、子どもの送迎や夕食、寝かしつけなど、時間にゆとりがないのが現実です。

そのため、原則として「保育園のお迎えがあるので今日は残業できません」と断ることは問題ありません。

ただ、伝え方や日頃のコミュニケーションによって、周りの受け止め方は大きく変わります。

感情的にならず、事前に自分の制約を共有しておくことで、チームとして予定を立てやすくなります。

時短勤務なのに仕事が終わらないのは自分のせい?

時短勤務なのにフルタイムの頃と同じ量の仕事を任されてしまい、毎日時間に追われているワーママはとても多いです。

「みんな忙しいし、自分がもっと頑張るしかない」と、自分を責めてしまいがちですが、業務量の調整は会社側の責任でもあります。

上司に具体的な業務量や優先順位の相談を持ちかけることで、「気合いの問題」ではなく「構造の問題」として話していくことが重要です。

時短勤務で残業がある場合、残業代は出る?

時短勤務でも「契約している所定労働時間」を超えて働けば、その分の時間外手当が発生します。

例えば、1日6時間の時短勤務であれば、6時間を超えて働いた時間は残業にあたります。

会社によっては「フルタイムの所定時間(8時間)を超えた分しか残業代を支給しない」と誤解しているケースもあるため、注意が必要です。

不安な場合は、就業規則や雇用契約書を確認し、必要であれば人事にも問い合わせておきたいところです。

時短勤務からフルタイムに戻すべきか迷っています

子どもの成長や家計の状況が変わってくると、「そろそろフルタイムに戻るべきか」という悩みが出やすくなります。

収入アップやキャリアの選択肢が広がる一方で、家事育児の時間が減ることへの不安も大きいテーマ。

正解は人それぞれですが、「自分だけで抱え込まずに、パートナーや会社ともすり合わせて決める」ことがとても大切になります。

以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

まとめ:時短なのに残業しているなら、一人で抱え込まないで

時短勤務なのに残業しないと仕事が終わらない場合、まず覚えておいてほしいのは、必ずしもあなたの仕事の進め方や能力だけが原因ではないということです。

勤務時間が短くなっているにもかかわらず、仕事量や担当範囲がフルタイムのときと変わっていなければ、時間内に仕事を終えるのが難しくなるのは当然です。

まずは以下の方法を試してみてください。

  • 今日やる仕事を絞る
  • 担当する仕事の範囲を明確にする
  • 自分にしかできない仕事を減らす
  • 新しい仕事を頼まれたら優先順位を確認する
  • 一人で抱え込まず、周囲に協力を依頼する
  • 上司と業務量や担当範囲を見直す

それでも残業が続く場合は、上司や人事に相談し、業務量や働き方を見直すことが大切です。

職場に相談しても状況が変わらないのであれば、異動や転職によって環境を変えることも選択肢の一つです。

「時短だから仕方ない」「周りに申し訳ない」と残業を続けるのではなく、限られた勤務時間の中で無理なく働ける環境をつくることも大切です。

時短勤務でも、仕事と家庭の両立を諦める必要はありません。まずは今の職場でできることから、一つずつ見直してみてください。

時短勤務終了後も含めて、今の会社で働き続ける・異動する・転職するなど、いくつかの選択肢があります。以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

それでは、また!

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