ビズリーチってとりあえず登録するとどうなるの?会社にバレるリスクやデメリットはないのかな。
結論から言うと、ビズリーチはとりあえず登録するだけでさまざまなメリットを得られる転職サイトです。
登録時に設定を行えば在籍企業にバレるリスクもなく、大きなデメリットはありません。
この記事では、転職者としても企業の採用担当としても長年ビズリーチを利用してきた筆者が、ビズリーチに登録するメリットや注意点、ビズリーチを使った転職活動体験談などについて解説していきます。
この記事を読めば、とりあえず登録するだけで得られるビズリーチのメリットを理解し、無料で使いこなすことができるようになりますよ。
後半では良いスカウトを受け取るコツも伝授します!
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ビズリーチ|とりあえず登録だけでもOKな5つの理由
ビズリーチはハイクラス転職に強みを持つ求人サイトであり、以下の5つの理由から、「とりあえず登録するだけ」の利用もとてもおすすめできます。
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一つずつ解説していきます。
1.転職意思がなくても登録できる
転職エージェントと違って、ビズリーチは転職意思がなくても登録することができます。
- とりあえず自分の市場価値を見てから転職するかどうか決めたい
- 採用マーケットにどのような求人があるのかを見てみたい
このような理由でもOK!
興味のあるスカウトにこちらから返信して初めて企業やヘッドハンターとのコンタクトが始まるので、今すぐ転職する気がなくても遠慮せず登録してOKなんですね。
\ 気軽に始める /
2.中断や再開も自由にできる
ビズリーチでは、一度登録して何もアクションを起こさなくても、あるいは途中で活動を止めても全く問題ありません。
また、いつでも活動を再開することが可能で、その判断は全て利用者次第です。
例えば、
- 忙しい時期には活動を停止し、落ち着いた時期に再開する
- 新しいキャリアに挑戦したいと考え始めた時に再びビズリーチを利用する
など、自分の生活環境やライフステージに応じて自由に転職活動を調整できるのです。
長期間ログインしないで放置していると、企業側からのスカウトも少なくなりますが、ログインしたりレジュメを更新したりすると、また企業側の検索画面に優先的に表示されるようになり、スカウトも再開されるようなしくみになっています。
とりあえず登録するハードルが下がりますね!
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3.待つだけでスカウトを受取れる
ビズリーチでは、登録者本人が活発にアクションを起こさなくても、登録するだけでスカウトメールを受け取ることができます。
職務経歴書を公開していれば、経歴やスキル、キャリアビジョンに興味を持った企業やヘッドハンターからダイレクトにアプローチがあるのです。
今すぐ転職を考えていなければ、受け取ったスカウトを見て興味を持てるかどうかじっくり考える時間を持てることは大きなポイントですよね。電話がかかってくることもありません。
またスカウトを受け取ることで、
- どんな企業から声がかかるのか
- どんな職種の求人が多いのか
- 自分の経歴だと年収いくらくらいのスカウトが来るのか
などの情報収集ができ、採用マーケットの動向を掴むこともできます。
\ 登録してスカウトを受け取る /
4.営業電話が来ない
ビズリーチの特長の一つに、「営業電話が一切来ない」という点が挙げられます。
積極的に応募する前提で登録する転職エージェントと違って、ビズリーチは企業やヘッドハンターからのスカウトメールを受け取って、興味のあるもののみ返信したり、公開されている求人情報に自分で応募したりすることで、初めて相手とのやりとりが発生するしくみだからです。
転職自体をまだ検討中の状態で登録しても、営業電話がかかってこないので、心理的にストレスを感じることなく、自分のペースでサイトを活用することができますね!
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5.無料で利用できる
ビズリーチには有料オプションもありますが、スカウトを受け取る、返信するという基本的なサービスは無料で利用できます。
無料であることは、ビズリーチに気軽に登録だけできる要素の一つであり、この手軽さが多くのユーザーから支持されています。
私も無料会員として利用しました!
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とりあえず登録するだけで得られる4つのメリット
ビズリーチは、登録のみでも以下のような様々なメリットが受けられます。
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それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
自分の市場価値がわかる
1つ目のメリットは、「自分の市場価値がわかる」という点です。
ビズリーチに自分の経歴を登録すると、その経歴を評価したヘッドハンターや企業からスカウトを受け取ることができます。
自分に関心を持つ企業の業種や職種を知ることで、転職市場でのニーズを知ることができるのですね。
同時に、自分の経歴がどの程度の年収で評価されているのかも想定することができるようになり、いざ転職を具体的に進める際の重要な指標にすることができます。
このようにビズリーチは登録するだけで、自分の市場価値を知ることができます。
転職活動に向けて、自分のポジショニングやキャリアステップについて情報を整理するのに役立ちますね!
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新しいキャリアの可能性が広がる
2つ目のメリットは「新しいキャリアの可能性が広がる」です。
ビズリーチに登録をすると、自分では重要視していなかった経歴を評価され、考えたこともなかった企業からスカウトが来ることもあります。
意外な企業からのスカウトを受けて、さまざまなキャリアパスや職種の可能性について考える機会を得られますよ。
自分でも気が付かなかったポイントで、企業が自分を求めてくれることもあるんですね。
このように、登録するだけで新しいキャリアの可能性が広がることもあるというのがビズリーチのメリットと言えます。
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採用マーケットの動向がわかる
3つ目のメリットは「採用マーケットの動向がわかる」です。
ビズリーチに登録するだけで、業界の採用動向や求められるスキル、給与相場など、採用マーケットの全体像を知ることができます。これは、これからのキャリアを考える上で大変有益な情報となるでしょう。
例えば採用マーケットを考慮し、以下のことを戦略的に考える判断材料にもなります。
- 今転職するのにふさわしい時期か
- 転職マーケットに自分の経歴のニーズがあるか
- いつ転職すると自分の経歴が一番高い年収で評価されるか
また、有料プランでは非公開案件にもリーチすることができるため、普段なかなか表に出てこない業界の最新トレンドや企業の動向も知ることができます。
このように、ビズリーチでは転職エージェントに登録しなくても自分で採用マーケットについての情報を得ることができるというメリットがあります。
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企業やヘッドハンターと繋がれる
最後のメリットは「企業やヘッドハンターと直接接点を持てる」という点です。
ビズリーチは高品質なヘッドハンターや一流企業が集まるプラットフォームです。
ヘッドハンターは、転職エージェントと同様、自分では知り得ない業界の動きや求められるスキル、キャリアの選択肢など豊富でユニークな情報を提供してくれます。
さらに、ヘッドハンターとの対話を通じて、自分自身の強みや改善点を客観的に見つめ直すこともできます。
また転職エージェントと違って、企業の採用担当者と直接やり取りすることができるという点が大きな特徴です。
「こんな会社から!?」というCMがありますが、まさにそんな感じ!笑
誰もが知っている大手企業からスカウトを受け取ることもあり、直接コネクションを持てるのはビズリーチの大きなメリットですね。
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登録だけするデメリットは少ない
ビズリーチに登録だけするデメリットはとても少ないです。
強いて言えば、人によっては「転職に興味のない時期であってもスカウトメールが来る」ことくらいでしょうか。
次の章で説明する注意ポイントさえ気をつけていれば、大きなデメリットはありません。
登録するだけなら本当にメリットしかないビズリーチ。とりあえず登録してみるのがオススメですよ!
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ビズリーチに登録できる人・できない人の特徴
ビズリーチは「選ばれた人のハイクラス転職サイト」と位置づけており、登録には審査があります。
審査基準は公開されていませんが、求人や過去の審査の傾向から、登録できる人・できない人の特徴について深掘りしていきます。
登録できる人の特徴
ビズリーチに登録できる人は以下のような特徴を持つ傾向があります。
- 正社員でのキャリアを積んでいる
- ビジネス英語ができる
- 管理職やリーダー職の経験がある
- 年収が約400万円以上
正社員としてのキャリアを積んでいると、審査に通りやすい傾向です。
他にも、ハイクラス転職の位置付けのため、ビジネス英語ができたり、管理職の経験がある人は求人とのマッチング率が高いとみなされ、審査に通りやすくなっているようです。
あくまでも目安ですが、ビズリーチ上に掲載されている求人がすべて400万円以上のため、登録者についても同等以上の年収であることを基準にしていると推測できます。
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登録できない人の特徴
同じく審査基準は公開されていませんが、以下のような条件で登録できなかったケースが多く見受けられました。
- キャリアが不十分
- 新卒・学生
- 登録内容に不備・矛盾がある
- 外国籍で日本語ができない
- 年収が300万円以下
正社員としての経験が全くないなど、「ハイクラス転職」としてはキャリアが不十分とみなされる場合、審査に通りにくい傾向があります。
ただ新卒や学生はビズリーチの登録対象外です。「転職」を対象としたサービスなので、これは納得ですね。
また、登録の際に求められる情報は、ビズリーチと企業が適切な求人マッチングを行うための重要な基準です。そのため、登録内容が虚偽とみなされたり、情報が不十分だったりすると、審査に落ちることがあります。
年収は目安ですが、ビズリーチに掲載している求人の年収が400万円以上のため、現年収とかけ離れている場合は審査に通りにくいケースがあるようです。
登録できない特徴が当てはまった場合は、
ビズリーチと同様に登録して待つだけで質の高いヘッドハンターや企業の採用担当からスカウトを受け取ったり、求人検索したりすることができます。
こちらも完全無料で利用で来ますので利用を検討してみましょう。
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登録の際に注意するポイント
ビズリーチに登録する際は以下の2つのポイントに注意しましょう。
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一つずつ解説していきます。
1.在籍企業にバレない対策をする
在籍企業にバレずに転職活動をしたいと思っているケースがほとんどだと思います。
ビズリーチは、登録するだけでは企業やヘッドハンターに氏名が公開されることはなく、こちらから返信して初めて個人情報を共有する形になります。
ただ、在籍企業名や部署、担当業務を職務経歴書に記載しているので、氏名がなくとも見る人が見れば誰かわかる、という状況もありえます。
それを防ぐ機能が企業ブロック設定です。
現在や過去の勤務先、取引先、関連会社などを選んでチェックを入れておくと、その会社からは自分のレジュメが検索結果に出ないようになる機能です。
この設定をしておけば、在籍企業にバレずにビズリーチを利用できるので、登録の際には利用してみてください。
\ バレずに登録 /
2.情報は正確に記入する
ビズリーチに登録する際、自分の個人情報や職務経歴は正確な情報を記入するようにしてください。
登録には審査がありますので、明らかに虚偽の情報を記載していると審査に影響する可能性があるからです。
また、ビズリーチを通して転職が決定したあと、採用企業のリファレンスチェックがある場合があります。その際、登録している情報と違うことがあると経歴詐称とみなされ、最悪の場合は内定取り消しもありえます。
リファレンスチェックとは?
日本語では「身元紹介」と訳されます。中途採用を行う企業が、内定を出す候補者の経歴に虚偽がないかどうか第三者に確認することを言います。
現職企業の上司や同僚にコンタクトを取るケースが多く、必ず候補者の同意に基づいておこなわれます。
氏名などの個人情報は、こちらから企業やヘッドハンターのスカウトに返信するまで公開されません。
在籍企業など特定の企業からは検索されないようにする「企業ブロック設定」もあるので、過度に心配することなく、正確な情報で登録するようにしましょう。
審査に落ちたときの対処法
ビズリーチの審査に落ちてしまったときは、以下の選択肢が考えられます。
一つずつ解説していきます。
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審査に落ちる理由や落ちたときの対処法は以下の記事で詳しく解説しています!
キャリアを積んで再登録
転職を急いでいない場合は、一定期間正社員としてのキャリアを積んでから、再度ビズリーチへの登録を目指しましょう。
職務経歴書の書き直し
職務経歴書の内容が薄かったり、内容に不備があったりして審査に通らなかった場合は、職務経歴書を書き直すだけで審査を通過できるケースもあります。
職務経歴書をうまくかけないときは、まずキャリアの棚卸しをするのもおすすめです。
また、採用担当者の目に止まりやすい職務経歴書の書き方は以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてみてください!
他のサービスを利用する
最後に、ビズリーチ以外の求人サービスを利用するという選択肢もあります。
今すぐに転職を考えている場合や、転職初心者の場合は、ビズリーチ以外に他の求人サイトや転職エージェントも活用することがおすすめです。
ビズリーチと同様に登録して待つだけで質の高いヘッドハンターや企業の採用担当からスカウトを受け取ったり、求人検索したりすることができます。
こちらも完全無料で利用で来ます。ビズリーチの審査に落ちてしまった場合は利用を検討してみましょう。
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登録の手順とポイント
ビズリーチには以下の手順に沿って簡単に登録できます。
登録の手順
公式サイトにアクセスして「会員登録する(無料)」という赤いアイコンをクリックします。
メールアドレス以外にも、facebookやgoogleなどのアカウントでログインすることも可能です。
\ ここから登録 /
ここで本人確認を行います。登録したメールアドレス宛に「認証コード」が届くので、その番号を入力しましょう。
認証されると、続いてパスワードの登録画面に移ります。自分の好きなパスワードを登録しましょう。
以下の順で基本情報を聞かれますので、正しい情報を入力してください。
- 現年収
- 性別(「未回答」もあり)
- 住んでいる都道府県
- 生年月日
- 語学レベル(英語や他言語も)
- 最終学歴や学校、学部名
- 氏名(検索画面では非公開)
- 電話番号(検索画面では非公開)
- 転職経験(あり/なしを選択)
- 転職希望時期(3ヶ月以内〜今は考えていない)
- 直近の在籍企業、部署名
- 在籍企業の業種選択
- 在籍企業での職種選択
- 在籍企業での業務内容(フリー入力、キーワードの羅列でも可)
ここまでの入力で、いったんスカウトを受け取るための準備が整います!
ここまででもスカウトを受け取ることが可能ですが、この先の詳細情報を続けて入力すると、より希望にマッチしたスカウトを受け取ることができるようになります。
このまま続きで入力してしまいましょう!
この先の詳細情報で聞かれる内容は以下の通りです。
- 直近の年収
- マネジメント経験(人数を選択)
- 今までに経験した業種(直近以外も。経験年数を選択)
- 今までに経験した職種(直近以外も。経験年数を選択)
- 職務経歴(職務経歴書に書く内容をフリー入力)
- 希望年収
- 希望業種(選択式)
- 希望職種(選択式)
- 希望勤務地(海外の選択肢もあり)
- 興味のある働き方(選択肢は画像参照)
- 保有資格や免許(選択式)
- 表彰事項(あれば)
- これまでのキャリアで得たスキル
- 職務要約(フリー記入)
- 特記事項(あれば)
これですべて入力完了です!
後半はフリー入力欄も多く、こだわれば時間がかかりますが、あとから何度でも編集可能な部分です。
とりあえず入力しておいて、時間があるときにクオリティを上げていくと質の高いスカウトを受け取れますよ。
職務経歴書の書き方は以下の記事も参考にしてください。
\ ここから登録してみる /
入力した内容をもとに審査が行われます。確認メールでは、1〜3営業日以内に審査結果をメールで通知するとありました。
審査を通過すると、いよいよスカウトを受け取ったり求人に応募したりすることができます!
登録後の編集も可能
審査を通過するためには、登録の時点である程度きちんと職務経歴や希望条件を記載することが必要になりますが、内容は後から編集が可能です。
登録後に職務経歴に変化があった場合や新たなスキルを獲得した場合などは、随時プロフィールや職務経歴を更新していきましょう。
自分のキャリアをしっかりアピールできれば、希望に合ったスカウトを受け取れる可能性が高まりますよ!
登録から転職決定までの流れ
ビズリーチへの登録が完了したあとは、以下の流れで転職が進んでいきます。
すぐに転職する気がない場合は、①の登録だけして情報を見ているのも良いし、②や③で企業と接点を持って、より深く情報収集していくこともできますよ。
企業やヘッドハンターからスカウトが来ます。興味があれば返信してみましょう。
また、有料プランを選択している場合は、ビズリーチサイト内の求人を検索して、自分で応募することもできます。
スカウト返信をした場合は、応募意思がなくても参加できる「カジュアル面談」に招待されることが多いです。
企業から直接、ビジネスについて話を聞くことができるので、興味のある企業の面談には気軽に参加してみましょう。
自分から応募した案件の場合は、最初から選考要素のある「面接」になるケースが多いです。志望動機などをきちんと準備して臨む必要があります。
選考ステップを経て内定に至ると、企業からは「オファー」と呼ばれる内定条件の説明があります。
給与や勤務地、業務内容、働き方などについて詳細を確認しましょう。
給与の交渉をしたい場合は、エージェントがついていませんので、給与UPを依頼する合理的な理由を添えて交渉するようにしてください。
他社で出たオファー金額や、現年収を根拠にすることが多いです。
あまり強引な交渉は、良いイメージを持たれません。
どうしても譲れない条件がある場合のみ、謙虚な姿勢で交渉し、交渉が受け入れられなかった場合にどうするのかを事前にイメージしておくようにしてください。
オファー条件に折り合いがついたら、入社日を決定して現職に退職の意向を伝えましょう。
事前に就業規則で「退職の通知期間」を調べておくとスムーズです。30日前通知である企業が多いですが、イレギュラーなケースもありますので、必ず事前に確認しましょう。
最後まで引き継ぎなどをしっかりして、「立つ鳥跡を濁さず」で新しいキャリアに出発です!
\ まずは登録から /
ビズリーチに登録だけしている人の口コミ
実際にビズリーチに「とりあえず登録」だけしている人の口コミを見ていきましょう。
職務経歴の管理のために登録している
登録だけしていたら良いスカウトが来た
転職活動を積極的に行わなくても登録だけしている人も実際にいるのですね。中には、登録だけのつもりで、良いスカウトが来たので転職に繋がったケースもあるようです。
\ 登録だけしてみる /
【体験談】ビズリーチを利用してみた
筆者は以下の2つの立場から、ビズリーチを利用した経験があります。
- 転職者、ユーザーとして
- 企業の採用担当として
両方の目線で利用してみた体験談を解説していきます。
転職者として「登録だけ」した体験談
筆者は5年ほど前から、情報収集目的でビズリーチに「登録だけ」しています。
スカウトに添付されている求人票を見ながら、以下のような観点で情報収集をしていました。
- どんな業種の企業からスカウトが多いか
- 自分の経歴のどの部分を良く評価してもらえるのか
- 自分の経歴だとどのくらいの年収レベルの求人を紹介してもらえるのか
これらの情報を感覚でつかんでおくと、いざ本格的に転職活動を始めようと思ったときに、自分が攻めるべき業界やアピールポイント、チャレンジできる年収レンジの適正がわかるので、戦略的に転職活動を進めることができます。
スカウトデータ公開
ビズリーチでは企業もしくはヘッドハンターからのスカウトを受け取りますが、私は「企業からのスカウトのみ受け取る」設定にしています。
数年前からの記録として以下の通りスカウトを受け取りました。
2024年 | 20件 |
2023年 | 26件 |
2022年 | 21件 |
定期的にログインしていると、週に1-2通の頻度で企業からプラチナスカウトを受信するイメージですが、放置してしまう時期があるとスカウトは少なくなる傾向です。
例として、以下のような有名企業からスカウトを受け取っています。
- 三菱商事株式会社
- アクセンチュア株式会社
- 楽天グループ株式会社
- 三井物産株式会社
- パナソニックホールディングス
- Apple Japan
このような企業の採用担当と直接接点を持てるのはビズリーチの大きなメリットですね!
\ スカウトを受け取ってみる /
企業の採用担当として利用した体験談
筆者は外資系企業の採用担当者として10年以上ビズリーチを利用して採用活動をしています。
企業の人事からの目線では以下のようなメリットがあります。
- 転職エージェントを通さないため、採用コストが抑えられる
- 積極的にスカウトを打って優秀な候補者を囲い込める
- カジュアル面談をすることで、転職を積極的に考えていなかった人にもアピールできる
企業側にもメリットの多い転職サイトです。ビズリーチを活用した転職はますます積極的に歓迎されるはずですよ!
デメリットは多くありませんが、「この経歴の人と話をしてみたい!」と思ってスカウトを送信しても、返信が来るのはだいたい5%程度。企業によって異なりますが、このくらいが平均値のようです。
100人にラブレターを送っても5人からしか返事がもらえないのが企業としてはつらいところです。
良いスカウトを受取るためのコツ3選
ビズリーチ登録したけど思ったよりスカウトが来ないときや、より良い条件のスカウトを受け取りたいときのコツを紹介します。
具体的には以下の3つの方法が効果的!
タップで読みたい所にジャンプ
一つずつ詳しく解説していきます。
職務経歴書は最新情報にしておく
ビズリーチに登録する職務経歴書は、常に最新の状態にアップデートしておきましょう。
情報収集だけが目的だから、職務経歴書は適当じゃだめ?
情報収集が目的だったとしても、職務経歴書を最新情報にしておくことで自分の市場価値を正しく評価してもらい、質の高いスカウトを受け取ることができるからです。
そのために、職務経歴は最初からしっかり記載して、情報に変化があれば常に最新にアップデートしておきましょう。
採用担当の裏話
企業の採用担当がビズリーチの登録者を閲覧する管理画面では、職務経歴書の更新があると「更新」というフラグが立ち、優先的にレジュメが表示されるようになります。
企業やヘッドハンターの目が留まりやすく、スカウトを受け取りやすくもなりますよ!
採用担当者の目に留まりやすい職務経歴書は以下の記事に沿って作成するのがオススメです。ぜひ参考にしてみてください。
定期的にログインする
意図的に放置している期間を除いて、スカウトを受け取って情報収集をしたいのなら、定期的にビズリーチのマイページにログインするのもテクニックの一つです。
なぜなら、企業の採用担当者がビズリーチ上で登録者のレジュメを検索する際に、以下の指標が検索軸として設定できるからです。
直近◯ヶ月以内にログインした人を検索
直近1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月などを選択可能。直近にログインしている人の方がアクティブに活動しているとみなされ、スカウトを送りやすくなります。
実際久しぶりにログインすると、急にスカウトメールが来るようになるというのはビズリーチのあるあるなんですよ。
興味のあるスカウトに返信する
スカウト返信の頻度や回数もビズリーチでは重要な指標の一つとなります。
ログインと同様、企業の採用担当者側が登録者のレジュメを検索するときの裏話として、以下のようなからくりがあるからです。
直近でスカウト返信している人を優先的に表示
企業側の管理画面では、スカウト返信履歴のある登録者レジュメには「HOT」というフラグが立ち、スカウト返信してくれる可能性の高い人とみなされます。このような人にはスカウトを優先的に送る企業が多いです。
このような理由から、質の高いスカウトを優先的に受取るためには、少しでも興味のあるスカウトには返信してみるのがポイントです。
補足
企業からのスカウトに返信すると「カジュアル面談」を打診されるケースが多いです。
カジュアル面談とは、応募する意思のありなしに関わらず、企業と情報交換をする面談のことです。
企業との将来的なコネクションを作るチャンスでもあるため、少しでも興味のある企業からのスカウトであればその時点での転職の意思にかかわらず返信をして企業と情報交換をするのもおすすめです!
\ スカウトを受け取る /
他の転職サイトとの比較
ビズリーチと似たサービスで、よく比較されるのが
どちらを使えばいいのか迷う。
ここでは、両サイトの比較を見ていきます。
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトのサービス比較については以下の記事で詳細に解説しています。ぜひ読んでみてください。
一覧で比較
まずは両サイトを7つの観点で比較してみましょう。
項目 | ビズリーチ | |
画像 | ||
特徴 | ・質の高いヘッドハンターが多数利用 ・転職決定者の平均年収925万円 ・登録審査なく誰でも登録できる | ・有名企業も多数利用するスカウトサービスのパイオニア ・登録に審査あり |
求人数 | 約320,000件 (2024年5月現在) | 約120,000件 (2024年5月現在) |
スカウト | ヘッドハンターから多くのスカウトを受け取れる傾向がある | ヘッドハンターと並行して企業からの直接スカウトも活発 |
自主応募 | 求人に「気になる」を通知しスカウトを待つ | 有料プランではすべての求人に直接応募可能 |
料金 | 完全無料 | 無料で利用可/一部機能は有料 |
メリット | ・多くのスカウトで選択肢が多い ・完全無料で利用できる | ・企業から熱意あるスカウト ・求人紹介以外のサービスも充実 |
デメリット | ・スカウトが多すぎる場合あり ・求人検索から直接応募ができない | ・無料プランではすべての求人に応募できない ・登録に審査がある |
公式サイト |
どちらも比較的ハイクラス求人を得意とする転職サイトですが、
また、ヘッドハンターが中心にスカウトをくれるのか、企業からもスカウトを受け取りやすいのかといった違いがあり、ここは好みが分かれるところです。
それぞれこんな人におすすめ
2つのサイトの特徴から、それぞれ以下のような人におすすめできます。
- 多くの選択肢から求人を選びたい
- 質の高いヘッドハンターからサポートを受けたい
- 多くのスカウトを受け取って転職のモチベーションを高めたい
- 年収UPの求人を探したい
- 無料のサービスを利用したい
\ 公式サイトで無料登録 /
- 厳選されたスカウトを受け取りたい
- 企業の担当者と直接接点を持ちたい
- 質の高いハイクラス求人を見つけて年収UPしたい
- 優良なサービスなら課金しても良い
\ 公式サイトで無料登録 /
どちらに当てはまりましたか?
併用で転職の効率UP
2つの類似サービスの違いをお伝えしましたが、転職活動を効率的に進めたいなら「併用」をおすすめします。
なぜなら、企業側からするとどちらか1つの転職サイトにしか求人を載せていないケースが多く、併用すればより多くの求人にリーチできるからです。
どちらも無料で利用できるし!
登録やスカウトメールの管理に手間がかかると思われるかもしれませんが、登録する職務経歴書の内容は同じなのでコピペすればいいだけだし、興味のないスカウトは返信せず無視してOKなので、手間はそんなに変わりませんよ。
\公式サイトで無料登録 /
\公式サイトで無料登録 /
併用すべき転職エージェント
情報収集だけが目的ならビズリーチに登録だけして様子を見ていても良いですが、実際に転職活動を始めるステージになった場合は、ビズリーチと同時に転職エージェントにも登録するのがおすすめです。
その理由は以下の通りです。
- ビズリーチにはない非公開求人を持っている
- 年収交渉を行ってくれる
- 企業の内部情報を教えてくれる
ビズリーチで自分の市場価値を正しく理解したあとは、ビズリーチと並行してより幅広い求人にリーチできるように転職エージェントを併用するのが良いのですね。
ビズリーチと同様ハイクラス求人に強い転職エージェントがJACリクルートメント
応募者の満足度は90%以上と非常に高く、オリコン顧客満足度®調査では6年連続No.1の評価を受けている転職エージェント。
約45,000件の求人案件があり、内定までのサポートはもちろんのこと、職場の社風やチームの雰囲気といった、求職者が知りたい情報を提供することも可能ですよ。
\ 併用するなら /
ビズリーチの基本情報
ここからは、ビズリーチの基本情報について解説します。
利用料金、スカウトの種類、おすすめの人について、初めての方でも理解できるように詳しく説明していきますよ!
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
対応地域 | 全国・海外 |
公開求人数 | 約107,000件 (2024年2月時点) |
導入企業数 | 約27,500社 (2024年2月時点) |
登録ヘッドハンター数 | 約6,200人 (2024年2月時点) |
料金 | 無料/有料プラン選択式 |
特徴 | 1/3以上の求人が1,000万円以上のハイクラス転職 |
有料会員・無料会員の違い
ビズリーチには無料で利用できる「スタンダードステージ」と有料で利用する「プレミアムステージ」があり、登録時に選択することができます。
登録後にステージを変更することも可能です。
①スタンダードステージ
無料のスタンダードステージでは、企業やヘッドハンターからくるプラチナスカウト(面談を確約しているスカウト)を受け取り、返信することができます。
スタンダードステージで応募できる公開求人を検索、自主応募することも可能です。
また、ビズリーチプレミアムというキャリアアップのためのコンテンツを公開しているサービスにおいては、以下のサービスを利用することができます。
情報収集のために登録するだけなら、無料ステージで十分!
②プレミアムステージ
有料のプレミアムステージでは、プラチナスカウトだけでなく通常のスカウト(面談を確約しないスカウト)もすべて受け取ることができたり、公開求人だけでなくビズリーチ上のすべての求人を検索・自主応募することができたりします。
また、ビズリーチプレミアムにおいてはすべてのサービスへのアクセスがあります。
積極的に転職活動を開始した際には、すべての求人やスカウトにアクセスのあるプレミアムステージにアップグレードするのも有効な手です。
しかし、プレミアムステージにしたからといって自動的にスカウトが増えたり、書類選考や面接の通過率が上がったりするわけではない点に注意が必要です。
採用企業側から見ると、登録者がどちらのステージで登録しているかは関係ありません。
質の高い職務経歴を登録していれば、無料のスタンダードステージでも十分に転職可能ですよ!
スカウトの種類
ビズリーチで使われるスカウトには以下の2つの種類があります。
- 通常スカウト
- プラチナスカウト
①通常スカウト
ヘッドハンターから求人情報が送られてくるスカウトのことです。
この時点では、ヘッドハンターからのおすすめ求人への応募の勧めであって、企業との面談や面接は確約されていません。
ビズリーチに登録するだけで、ヘッドハンターが経歴に合った求人を紹介してくれるという点はメリットですね。
無料会員のスタンダードステージだと、この通常スカウトは受け取ることができません。
一定の条件に合う登録者には一括で送られることが多いスカウトです。「ヘッドハンタからのスカウトの数が多い!」と思ってしまうかも。
②プラチナスカウト
面談や面接を確約した形で送られてくるのが「プラチナスカウト」です。
ヘッドハンターを介さずに企業から直接送られてくるスカウトはすべてこのプラチナスカウトです。
ヘッドハンターから送られるプラチナスカウトは、ヘッドハンターとの面談が確約されています。
スタンダードステージの無料会員でも、プラチナスカウトを受け取ったり返信したりすることができます。
企業側からも、送ることのできる数が限られているスカウトです。一斉送信ではなくきちんとレジュメを見て、「この人とはぜひ面談したい!」と思った人だけに送っています。
少しでも興味がある求人なら、気軽に返信してみるのがオススメですよ。
こんな人におすすめ
ビズリーチは、以下のような人にオススメのサービスです。
- キャリアアップを目指しハイクラス転職にチャレンジしたい人
- 積極的な転職活動の前に情報収集をしたり、自分の市場価値を見たい人
- 応募を急かされることなく自分のペースで転職活動を進めたい人
\ 当てはまったら登録 /
逆に、エージェントのような手厚いサポートを希望する場合や、短期間での転職を目指す人、またキャリアが浅くポテンシャル枠での転職を目指す人にはあまりマッチしないサービスと言えます。
よくある質問
ビズリーチに関してよくある質問をまとめてみました。
- ビズリーチに登録すると現職企業にバレますか?
-
登録の際に企業ブロック設定をしておけば、特定の企業からの検索では見られなくなりますので、現職企業にバレることはありません。
あとは、会社のPCでビズリーチにログインしないなど自分自身でも情報管理を徹底すると良いでしょう。
- ビズリーチに登録するのに料金はかかりますか?
-
登録だけであれば、無料です。ビズリーチには2つのプランがあり、登録後に選択することができます。
情報収集のための登録であれば、無料プランだけでも企業からのプラチナスカウトを受け取ることができますよ。
- 新卒や第二新卒でも登録できますか?
-
ビズリーチはハイクラス転職のための転職サイトです。職歴のない新卒の場合は登録することができません。
第二新卒は職歴があるので登録が可能なケースが多いですが、登録できる人の特徴を参考に、審査にチャレンジしてみると良いでしょう。
- 退会したい場合はどうすれば良いですか?
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いつでも退会することができます。マイページ内の「よくある質問」→「会員登録・変更・退会について」→「退会方法を教えてください」の項目から退会手続きをするためのリンクに飛んで手続きします。
まとめ:ビズリーチを賢く利用して自分の市場価値を高めよう!
本記事では以下の点について解説しました。
- ビズリーチは登録だけでもOK
- 登録だけでもメリットが多く、デメリットは少ない
- 企業ブロック設定で在籍企業にバレずに登録できる
- 登録には審査がある
- 良いスカウトを受け取るにはコツがある!
ビズリーチは転職エージェントのように応募を勧められることもなく、自分のペースで活用できるハイクラス向けの転職サイトです。
結論として、登録するだけで様々なメリットがあるため、転職活動をする/しないに関わらずとりあえず登録するのがおすすめできます!
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賢く使って情報収集し、自分の市場価値を理解した上でその後の転職活動に活かしていきましょう!
それでは、また!