時短勤務なのに残業しないと仕事が終わらない状態が続いていてつらい。どうにかならないかな。
余裕を持って家庭と両立するために時短勤務を選んでいるのに、仕事が終わらず結局フルタイムやそれ以上に働かなくてはいけない——そんな悩みを抱えている人は少なくありません。
そもそもこれはあなた個人の責任ではなく、「制度と現実のギャップ」が原因のことがほとんどです。
この記事では、時短なのに残業しないと終わらない理由を深堀りしつつ、社内で改善できるかもしれない方法や社外に目を向けて環境を変える方法について解説しています。


法律上のポイントも解説しています。
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時短勤務|残業しないと終わらない理由6選


家庭と仕事との時間配分が限られている中で、時間内に終わらない業務が続くと心身ともに負担が大きくなりますよね。
ここでは、時短勤務なのに残業しないと終わらない理由を解説していきます。
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人手不足
職場が慢性的な人手不足だと、時短でも残業せざるを得ない状況になりやすいです。
特に中小企業だとこの傾向が強いようです。少人数経営で仕事が属人化しやすく、1人あたりの仕事の負担が増えるからです。
本来人手不足は会社や上司が責任を持って解消すべきことなのに、それを残業でどうにかしようとすることがおかしいですよね。
実際にこんなことがあったつぶやきも。
仕事量がフルタイムのときと変わらない
時短でもフルタイムと同じ仕事量を求められるケースは実は多くあります。
本来勤務時間を短くするなら、その分仕事量も減らしてもらわないとおかしいのですが、職場によってはそのような調整がないことも。
このような職場では、時短ワーママはお昼休みを返上して働いたり、残業しないと終わらないことになってしまいますよね。
仕事量が変わらないのに給料だけ減っていると嘆く声も。
仕事を断れない・頼まれやすい
突発的な業務や頼まれごとを断れず引き受けてしまうと、勤務時間内で収まりきらなくなり、残業しないといけなくなってしまいます。
とは言え、普段チームにサポートしてもらっている分、断りづらい雰囲気は多いですよね。
大企業であれば時短の制度は整っているものの、部署ごとの運用は追いついていないケースもあるようです。
時短なのにどんどん仕事が舞い込んで困っているワーママもいます。
突発的な業務が多い
あらかじめ計画できない突発的な業務が多い会社・部署では、時短勤務であっても残業しないと終わらないという事態に陥りやすいです。
例えば顧客対応をしている部署であれば、クレーム対応など突発案件は多くなりますよね。
予定外の仕事が入るたびに通常業務が後回しになり、結果として残業が発生してしまうのです。
突発的な残業はできないから、とあらかじめ対策を考えている声もありました。
一人で全部やろうとしている
頭を下げて周りにお願いするより自分でやったほうが早いとか、スキル的に自分にしかできなくて頼られてしまうとか、いろいろな理由で仕事を抱えてしまう人も多いです。
自分のペースで進められるメリットはあるものの、結果的に時短では終わらない業務量になってしまい、残業してしまうことになります。
自分の仕事どころか他の人のフォローまで抱えてしまっているワーママも。
残業ありきの社風
残業がよしとされる雰囲気や、そもそも残業ありきの業務量+残業ありきの人員配置で進めている職場では、時短勤務者はとても肩身の狭い思いをします。
個人の努力だけでは変わりにくく、時短勤務なのに残業しないと終わらない大きな理由になっています。
特にベンチャー企業などでは、仕事の量が増え続ける傾向にあり、成果主義で残業文化が根強いようです。
そもそも残業ありきだから、時短が居心地が悪いのでは?という疑問も。


時短なのに残業が続く時の4つのデメリット


時短なのに残業続きの状況を放っておくとどうなるでしょうか?
ここでは、時短なのに残業が常態化している場合の4つのデメリットについて解説していきます。
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一つずつ詳しく見ていきましょう。


サービス残業・持ち帰り仕事が増える
時短勤務をしている場合、残業できるとしても時間が限られているはずです。
残業しないと終わらない量の仕事を任されている場合、仕方なく自宅に持ち帰って時間外で対応するしかなくなるケースも多いです。
持ち帰り仕事が公に認められていない場合は、サービス残業にせざるを得ない…
- 子どもの寝かしつけ後の仕事で睡眠不足になる
- 評価につながらず負担だけが残る
など、デメリットしか残りません。
時間に追われて心身のストレスになる
時短勤務なのに残業が常態化していると、まさに分刻みで動かなければならず、常に時間に追われている常態になります。
それだけでなく、仕事の締め切りやタスクも山のようにあると、集中して働くための余裕がなくなり、焦りや不安が積み重なるなど、心身のストレスにつながります。
ちょっとした休憩時間がないことで、仕事のミスにも繋がるため、注意が必要です。
プライベート・家事・育児の時間がなくなる
残業や持ち帰り仕事が続くと、子どもの送り迎えや宿題を見る時間、夕食の準備に割ける時間が減るのは当然のこと。
家族との大切な時間が削られ、パートナーとの負担感の差が広がることもあります。
- 夕食の時間が不規則になる
- 子どもとの時間が取れない
- 家事の分担でパートナーと摩擦が生じる
- 自分時間が全く無い
など、負担や罪悪感を感じる場面が増えてしまうでしょう。
疲れが取れない・モチベーション低下
時短勤務なのに残業もして、家に帰れば家事と育児に追われる生活は、慢性的な疲労につながります。
また、当然ながら仕事のパフォーマンスやモチベーションにも影響し、「何のために働いているんだろう」とまで疑問を持ってしまうことも。
「時短勤務=楽」というのはまったくの誤解です。
慢性的な疲れが健康上のリスクに繋がる前に、働き方や職場を変えないといけないかもしれません。
すぐできる!時間内に仕事を終わらせる6つのコツ


時短勤務なのに残業しないと終わらないのは、原則として環境が原因であり、個人の責任ではありません。
ただ自分のコントロールできる範囲で働き方を工夫し、仕事を早く終わらせるコツを知っておくのもおすすめです。
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タスクの優先順位をつける
まずは全てのタスクを書き出して見える化することが大切です。
重要度と緊急度で分けて、今日やるべき上位のタスクに集中する習慣をつけましょう。


図のように緊急度と重要度にタスクを振り分けることで、どこから順番に手を付けたら良いのかが明確になりますよ。
自分にしかできない仕事を減らす
中小企業でありがちですが、「自分にしかできない仕事」が多いと、残業しないと終わらない原因になります。
本来は会社・上司が調整することではありますが、役割を見直したり、仕事を共有したりして、属人化を減らしていくことが大切です。
定型業務は手順化やテンプレート化で負担を減らしていくと良いでしょう。
| 対策 | 期待できる効果 |
|---|---|
| テンプレート作成 | 繰り返し作業の時間短縮が見込める |
| 手順書の共有 | 引き継ぎや外注がスムーズになる |
| 自動化ツールの導入 | 手作業のミス減少と効率化が期待できる |
仕事の範囲を明確にしておく
「全部きっちり終わらせなきゃ」と思うほど、時間に追われてしまいます。“やらないことを決める”のも、時短勤務のスキルのひとつです。
例えばタスクを見える化したとき、下記の表の左下に来る部分の仕事は思い切って手放してもOK。


無責任だと思われないように、手放す仕事はチームや上司と共有し、期待値をすり合わせておくと安心です。
勇気を出して断る
依頼された仕事全てを引き受けると、残業しないと終わらない業務量になってしまいます。
上司や同僚に失礼にならない断り方を用意して、キャパを超えた仕事は断る勇気を持ちましょう。
例えば「できない」ことを感情的に訴えるより、事実ベースで伝えることが大切です。ただ「できない」と言うよりは「この時間なら対応可能です」といった代替案があるとベストです。
協力を依頼する
仕事を一人で抱え込まないことや、周囲に協力を求める力も、ワーママにとって大切なスキルです。
周囲に頼ることで自分の負担が減るだけでなく、チーム全体の生産性が高まるメリットもありますよ。
周囲に協力を依頼する際のポイント
- 具体的に何をどれだけ手伝ってほしいかを伝える
- 感謝の言葉を添える
- 子育てと仕事の両立についてオープンに話す
集中できる環境を作る
仕事を処理するスピードやクオリティを上げるために、集中できる環境を作るのもおすすめです。
| 環境づくり | 具体例 |
|---|---|
| 時間ブロック | 朝の30分を最重要タスクに充てるなど、まとまった時間を確保 |
| 通知や中断を排除 | 作業中は通知をオフにして中断を防ぐ |
| 小休憩の導入 | 短い休憩でリフレッシュし、生産性を維持 |
限られた時間で最大限のパフォーマンスを出すのがワーママが重宝されるポイントです。
生産性を高めて、できる限り残業を減らす努力をしてみましょう。
それでも残業が減らないなら環境を変えよう
それでも改善しない時は?取るべき次のステップ


自分でできる小さな改善を試しても状況が変わらない時は、次の選択肢を考えて行動することが大切です。
ここでは、状況が改善しないときに取るべきステップを詳しく解説していきます。
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社内で行動する
まずは身近なところから、社内で行動できることをやっていきましょう。
具体的には、以下の行動が可能です。
- 上司や人事に相談する
- 部署異動を願い出る
- 残業免除の請求をする
上司や人事、話しやすい方で構わないので具体的な困りごとを伝えて、業務の範囲や負担の偏りを見直してもらうよう依頼しましょう。
また他の部署に異動することで状況が改善されるのであれば、社内異動を願い出ることも有効な手段です。
残業免除の請求は、育児介護休業法に規定される法的権利で、一定の条件を満たせば未就学児を育てる人には残業をさせないと取り決めができるものです。
この請求をした人への残業の強要は違法となるため、効果が高い方法と言えます。
就業規則を確認してみましょう。
あくまでも同じ会社で働く前提の交渉になります。冷静に、粘り強く話し合いをしていくのがポイントですよ。
外部に相談する
社内で相談しても状況が改善しない場合は、社外の窓口で客観的な意見をもらうことも有効です。
例えば別の会社で働く先輩ワーママに相談してアドバイスをもらうだけでも、今まで気が付かなかった視点で話ができるかもしれません。
また明らかに会社の対応が悪い場合や、残業免除の請求をしたのに残業させられる違法行為がある場合は、弁護士や労基署に相談して、法律面でのサポートをもらうことも可能です。
ただ弁護士や労基署への相談は、現職の会社と良好な関係を保つことは現実的ではなく、交渉の労力もかかるため、ある程度の覚悟が必要になります。
その交渉に時間をかけるよりは、理解のある職場に転職するための時間に向けるほうが個人的にはおすすめできます。
次の章で解説していきます。
理解のある職場に転職する
職場の時短勤務への理解がないことが原因で状況が改善しないなら、理解のある職場に転職することも選択肢にいれてみましょう。
時短勤務のままでの転職をサポートするエージェントもありますし、条件の良い会社ならリモートやフレックスを活用してフルタイムに変更することもできるかもしれません。
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また、リモートワークを念頭に置いたワーママの転職について、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。


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転職を考えるならチェックしたい条件


「時短勤務なのに残業しないと終わらない」と悩むワーママが、転職を考える際にチェックしておきたい条件について解説していきます。
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一つずつ詳しく見ていきましょう。


定時退社・残業なしの職場
言うまでもないですが、定時退社・残業無しの時短勤務で働いているのなら、それが守られる職場は育児と両立しやすい重要な条件です。
残業しないと終わらない業務設計でないか面接選考を通して確認しましょう。
実際の退社時間の平均や繁忙期の対応を質問して、現場感を掴むことが大切です。
確認しておくと良い項目
- 平均退社時間
- 繁忙期の残業有無
- 上司やチームメンバーの実際の働き方
- 業務の分担状況


時短勤務歓迎求人
時短勤務の制度があるだけでなく、そもそも企業・チームとして時短勤務者を歓迎している求人かどうかも確認が必要です。
制度の有無だけでなく、実際に活用している社員の割合や昇進への影響も確認しましょう。
制度利用で評価が下がらない文化かどうかは職場の風土で決まるため、面接で具体例を聞くと安心です。
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 時短制度の種類 | 勤務時間短縮のパターンや開始時期 |
| 適用条件 | 対象者や申請手続きの手軽さ |
| キャリアへの影響 | 評価や昇進への配慮有無 |
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ワーママが多い職場
フルタイム・時短勤務に限らず、そもそもワーママの人数が多く、活躍できている職場は狙い目です。
ワーママの貢献が評価されやすい環境であるだけでなく、理解と協力が得やすく精神的にも安心です。
同僚のワーママ比率や子育て休暇の取得率を採用担当に尋ねて、実際の受け入れ態勢を確認してみましょう。
在宅勤務・フレックス制度あり
在宅勤務やフレックスは育児と仕事の両立に大きく寄与します。
制度があるだけでなく、実際にどれくらい使われているかと上司の理解度を見ることが重要です。
在宅勤務とフレックスが両方あると、同じ負担でフルタイムに変更できる可能性も出てきますよ。




通勤時間が短い
週に2回以上オフィス勤務があるなら、通勤時間は短い方が良いでしょう。
通勤時間が短いと朝晩の時間に余裕が生まれるだけでなく、時短からフルタイムに変更できる可能性があったり、子供と過ごす時間を多く取れるようになったりします。
在宅勤務との組み合わせで通勤ストレスは更に軽減!
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チーム制で助け合える環境
業務が属人化しておらず、チームで助け合えるしくみになっているかどうかも大切なポイントです。
チーム制の職場であれば、急な欠勤時もお互いにカバーしやすいメリットがあるからです。
具体的には、以下のような点を面接選考を通して確認しておきましょう。
- 業務のマニュアル化ができているか
- 共有ツールの有無
- 目標設定・評価の方法
法律上のポイントも知っておこう


時短勤務なのに残業しないと終わらない状況は、場合によっては違法行為となることも。
会社を訴えるなどの強硬手段には出なくとも、法的なポイントを知っておくだけで、いざという時の安心につながります。
ここでは、ごく基本的な内容に絞って以下の点をわかりやすく解説していきます。
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時短勤務者に残業させるのは違法?
時短勤務者に残業をさせるのは、原則違法ではありません。ただし、以下の条件が守られない場合は、違法行為となります。
- 残業した分の残業代を支払っている
- 対象者が「残業免除請求」を出していない場合に限る
「残業免除請求」というのは、未就学児を育てる労働者が請求できる権利で、労働者から請求が合った場合は、会社側は残業をさせてはいけないという法律です。
残業免除請求を出していない時短勤務者で、残業した分の残業代が支払われていれば、違法にはならない点を知っておきましょう。
お子さんが未就学児であれば、まずは現職で残業免除請求をするところから始めるものおすすめ。
転職する場合は、就業規則に上記の法律上のポイントがカバーされているかは必ず確認しておきましょう。
法律上の時短勤務の要件
法律上の時短勤務は育児や介護などの理由で労働時間短縮が認められる制度で、要件は労働基準法や育児介護休業法をベースに、それぞれの会社の規定で異なります。
法律上の要件は以下の通りです。(2025年現在/すべて満たす必要があります。)
- 3歳未満の子を育てる労働者
- 1日7時間以上働いていること
- 勤続1年以上経っていること
- 1週間に3日以上働いていること
所定労働時間8時間の会社で、時短勤務として6時間に変更した場合、基本給もそれに伴って按分される形となります。
企業によっては上記の法律上の要件よりゆるく制度を設計している企業もあります。
例えば入社時点で時短勤務OKとしている、小学校3年生までOKとしているなど、ワーママにやさしい制度を持っている企業も。
転職の際は、時短勤務に対して寛大な制度を持っている会社の求人や、転職時から時短OKの正社員求人を持っている専門エージェントに依頼するのがおすすめです。
まとめ:残業しないと終わらないのは“あなたのせい”じゃない


この記事では、以下の点について解説してきました。
- 時短勤務なのに残業しないと終わらない理由
- 人手不足
- 仕事量がフルタイムと変わらない
- 仕事を頼まれやすい
- 突発的な業務が多い
- 一人で全部やろうとしている
- 残業ありきの社風
- 時間内に仕事を終わらせるコツ
- タスクの優先順位をつける
- 自分にしかできない仕事を減らす
- 仕事の範囲を明確にする
- 勇気を出して断る
- 協力を依頼する
- 集中できる環境を作る
- 改善しないときに取るべきステップ
- 社内で上司や人事に相談する
- 異動を願い出る
- 理解のある職場に転職する
- 法律上のポイント
- 残業代が支払われていれば違法ではない
- 「残業免除請求」を出している人に残業させるのは違法
繰り返しになりますが、時短勤務なのに残業しないと仕事が終わらないのはあなた個人のせいではなく、「会社制度」や「職場文化」」に原因がある場合がほとんどです。
辛い悩みを一人で抱えず、自分を責めずに「相談・改善・転職」の3ステップで動き、自分と家族を守る働き方を整えていきましょう。
時短のまま転職したい場合は、時短正社員転職を専門にサポートしている転職エージェントに依頼するのが近道です。
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入社時から時短OKの時短正社員求人や、フルリモート・フルフレックスなど多様な働き方を提供する自由度の高い会社の求人を多く取り扱っています。
連絡がすべてLINE完結するのもワーママに嬉しいポイント
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それでは、また!









