外資系歴10年ワーママ|残業・WLB・働き方のリアルレポート

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外資系企業で働くワーママの生活って実際どんな感じなんだろう。育児と両立してやっていけるかな…?

外資系企業への転職を視野に入れているワーママなら気になるポイントですよね。

この記事では外資系歴10年、うちワーママ歴4年の筆者が、外資系企業でできる実際の働き方やワーママとしてのリアルな生活をレポートしていきます。

この記事の執筆者

この記事を読めば、外資系で働くワーママのリアルなライフスタイルを知り、ワーママでも外資系で活躍できる姿をイメージすることができますよ!

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今、日系企業できゅうくつな思いをしているワーママにこそ、外資系をおすすめしたい!ぜひ最後まで読んでみてください。

Table of Contents

外資系ワーママの働き方【実態】

外資系ワーママの働き方

外資系企業で働くワーママは、実際どのような働き方をしているのでしょうか。

ワーママが特に気になる以下のワークライフバランスに関わる項目について、具体例と共に解説していきます。

子どもの体調不良による急な休み

ワーママが避けて通れない、子どもの体調不良による急なお休み。周りに頭を下げつつ、気まずい思いをしたことのあるワーママは多いのではないでしょうか。

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子どもって「こんな日に限って!」というタイミングで熱を出しますよね…

外資系企業で働いていても同様のケースはもちろん発生しますが、以下の理由から、休むことを謝ったり、気まずい思いをしたことはありません。

  • 上司も同僚も個人的な事情で休みまくっていて、ワーママだけが目立つ環境ではない
  • お休み含め、自分でコントロールして成果を出すことを期待される環境
  • 家族のサポートについて理解があり、当然家族を優先すべきという考えがある

このように、外資系企業は急な休みにも対応しやすいカルチャーです。ワーママにとっては働きやすい環境だと言えますね。

ただ、休むことをサポートしてくれるのと、休みの間に仕事をカバーしてくれるのとは別の話。休みは全然OK!でも仕事の遅れは自分で取り戻してね!という考え方なのです。

普段から先回りして仕事を終わらせておくなどの備えが必要ですね。

時短勤務

外資系企業でも希望すれば時短勤務で働くことができます。

私が働いている外資系企業では、ワーママだけでなく、希望する人は誰でも時短勤務を申し出ることができます。

例えば、以下のような理由で時短勤務をしている人がいます。

  • 副業する時間を取るため
  • 趣味の時間に充てるため

時短勤務のシビアな点は、時短勤務だからと言って、求められる成果の水準が下がるわけではないということです。

そのため、他の人より生産性をあげて、効率よく成果を出せるように仕事の進め方を工夫する必要があります。

このように、外資系企業では働く時間の長さではなくアウトプットで評価されます。

時短勤務も可能ですが、かなり効率よく仕事ができる人でないとシビアな環境であることは理解しておきましょう。

残業時間

外資系企業では、「働いた時間の長さ」ではなく「アウトプット」を評価します。

成果を出すために残業20時間かかる人もいるし、0時間でできる人もいる。同じ成果を出すのであれば、0時間でできる人の方が生産性が高いという評価を受けます。

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残業している=頑張っているではありません。

職種や仕事内容によって実際の残業時間はさまざまですが、以下のような残業は一切ありません。

  • 上司に強制される残業
  • なんとなく帰りにくい同調圧力による残業

あくまでも自分で時間をコントロールすることができます。

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ちなみに私は保育園の時間に間に合わせるため、残業時間は多くても月2-3時間です。それでも成果をださなくてはいけないので、日中の集中力はすごいですよ(笑)

外資系企業では、ワーママに限らず、一人ひとりができるだけ少ない時間で成果につなげる工夫をしながら働いています。

なるべく残業をせず、プライベートな時間を確保できるようコントロールしていますよ。

有給休暇

外資系企業では、有給休暇は原則100%消化する方針です。

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私が働いている会社では、100%消化していないと欧州本社の人事部からHealth Alert(心身の健康に関する警告)が来ます!

休みを強制されることはありませんが、「休みやすい雰囲気」は確かにあります。簡単に言うと、上司も同僚もみんな休みまくっているということです!

過去には実際、こんなケースで有給を取得している同僚がいました。

有給休暇の実例

ちなみに、実際の有給申請のときは理由を言う必要はありません。

このように、外資系企業ではお休みを取ることが気まずいという雰囲気は一切なく、誰でもあたり前に、堂々と有給休暇を取得できる環境なのです。

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ワーママの私は、自分時間確保のために有給休暇を活用することもありますよ。

リモートワーク

会社や職種によりますが、一般的にリモートワークを導入している外資系企業は非常に多いです。これはコロナ前からの傾向です。

「合理性」と「生産性」を重視しており、成果が出るなら働く場所はどこでもいいという考え方だからです。

逆に言うと、出社したほうが生産性が上がると判断される人やチーム、職種については、出社比率があがることもあります。
例えばまだ入社して日が浅い人は、リモートでトレーニングを受けるより、会社で実際に同僚と会ってOJTで学ぶ方が成長スピードが速いということで、原則は出社をしています。

全社員平等の制度ではなく、個人やチームごとの状況に応じて、より合理的な選択をしているということですね。

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人事部で働く私は原則リモートワークですが、新入社員が入社する日、転職者がオフィスに面接に来る日など、会社で対応する必要がある場合のみ出社していますよ。

ちなみに自宅に限らず、以下のように自宅以外の場所で働くことを認められるケースも多いです。

  • 旅行に行ったついでに海外で働く
  • 帰省して実家でしばらく働く

「生産性」が担保されていて「合理的」なのであれば、働く場所は自由という考え方があるからですね。

時間に追われがちなワーママは、リモートワークができるとよりワークライフバランスが取りやすくなります。

ワーママにリモートワークをおすすめする理由を以下の記事でも詳しく解説しています。

フレックス

外資系企業では、リ多くの企業がフレック勤務制度を導入しています。

働く場所と同様、働く時間についてもかなり裁量があり、自分でコントロールしながら成果を上げることを期待されるからです。

例えば営業ポジションでは、日本の顧客対応のため、顧客と労働時間を合わせたほうが合理的です。

そのため、だいたい9時から18時くらいの一般的な労働時間で働いていることが多いです。

海外オフィスとのやりとりが多いポジションの場合は、時差のため夜遅い時間に会議をすることがあります。

そのため、勤務開始時間をお昼ごろからにして、トータルの労働時間を調整しています。

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私は人事部で採用を担当しているので、面接の時間に合わせて日々柔軟に働く時間を変えています。

社員全員一律の時間で働くことが必ずしも合理的ではないし、それで生産性が高まるわけでもありません。

必要性に応じて働く時間を調整する、というのが外資系企業の考え方です。

ワーママの場合は、保育園の送迎や子どもの生活スタイルに合わせた勤務時間を選択できる企業や職種を選ぶと良いですね。

ワーママの一日【実例】

ワーママの一日

2児を育てるワーママの私が、日々具体的にどのような働き方をしているか、いくつか事例をご紹介します。

基本的な在宅勤務の一日

80%くらいの多くの日は、こんなスケジュールで在宅勤務をしています。

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イヤイヤ期の子どもに翻弄されて、勤務開始時間が遅れることもありますが、フレックスなので大丈夫(笑)

在宅勤務スケジュール

ポイントは、在宅勤務であればお昼休みに夕ご飯を仕込んだり、休憩がてら洗濯物を取り込んだりできることです。

子どもが保育園から帰ってきたら、家事は食後の片付けくらい。

在宅勤務中に最低限の家事を終わらせておけるのはすごくメリットが大きいです。

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たまに、日中に1時間単位の有給を取得して歯医者や美容院に行くこともあります。これもフレックスの良いところ。

夜の時間に会議がある日

外資系企業なので、月に1-2回、時差のある本社や他の国のオフィスと会議をすることがあります。

ヨーロッパの会社であれば、日本時間の夕方から夜の時間が、相手の国の朝から昼になります。

遅い時間の会議の日スケジュール

会議が18時とか19時とか、子どもの食事やお風呂の時間に重なりそうなときは、思い切って21時以降の遅い時間に変更してもらいます。

その代わり日中の仕事は少し早めに切り上げて、保育園お迎えまでの間にちょっとした自由時間も!このあたりも、自分で調整することができますよ。

子どもが体調不良で保育園を休んでいる日

子どもが体調不良の場合、朝に病院に寄ってから保育園に行って、遅れて勤務開始することもあります。

保育園をお休みする必要がある場合は、基本的には私も仕事をお休みしますが、子どもが昼寝した時間だけメールチェックをしたり、作業をしたりすることもあります。

休んだ日は自分自身の仕事のフォローが大変ではありますが、子育てと両立しながらフルタイムで働けているのは、外資系企業の柔軟な働き方があるからこそだと思っています。

ワーママが外資系で働く上で注意すべきこと

ワーママが注意すべきポイント

外資系企業はワーママにとって非常に働きやすい環境ではありますが、ワーママならではの注意すべき点が2点あります。

一つずつ解説していきます。

時差

外資系に勤務するときに避けて通れないのが本社オフィスとの時差の問題です。

部署やポジションにもよりますが、海外オフィスとのやりとりが頻繁にある仕事の場合は注意が必要です。

自分の時間のコントロールはしやすくても、時差だけは相手があるので調整するにも限界があります。

アメリカは日本時間の朝(アメリカの夕方)に会議になることが多いでしょう。ヨーロッパは日本時間の夕方(ヨーロッパの朝)以降に時間の重なりがあります。

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私は夕方遅めの時間は忙しいので、ヨーロッパ時間の昼間に変更してもらい、日本時間の21時以降に会議をすることが多いです。

家族のサポートがないと難しい時間帯については、事前の調整が必要になります。

転職の前に、海外オフィスとのやり取りがどの程度あるポジションなのかは確認しておくようにしましょう。

成果主義

外資系の柔軟な働き方には、前提として「成果を出せば働き方は自由」という考えがあります。

時間はかなりコントロールしやすいけれど、決して仕事が楽なわけではないのです。

ワーママは、時短勤務や急なお休みもあるし、基本的に残業はできない状況です。

人より少ない時間で期待される成果を出すために、どうやって効率的に仕事をするか工夫が必要です。

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日々時間に追われながらも家事・育児・仕事とマルチタスクをこなしているワーママは、効率的・合理的に動くことは得意なはず!

成果主義の詳細についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

ワーママに最適な外資系企業の探し方

ワーママが自分や家族のライフスタイルにあった最適な職場を見つけるには、以下の2つの方法があります。

  • 転職サイトで最適な職場をじっくり探して機会を「待つ」
  • 転職エージェントのサポートを受けて積極的に「動く」

一つずつ解説していきます。

転職サイトで「待つ」

とにかく時間のないワーママは、転職活動自体の時間を取ることも難しい状況です。

そのような場合は、転職サイトに登録して市場調査をしつつ、長期戦で最適な職場が見つかるまでじっくり時間をかけて転職先を探すことをおすすめします。

転職サイトで一番おすすめなのはです。

の大きな特徴は、積極的に転職活動を始める前の段階でも、登録すると情報収集ができたり、企業やヘッドハンターからどんなスカウトが来るのかを実際に確認することができるという点です。

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希望条件に合う求人があるのかどうか、実際に検索してみることもできますよ。

私自身も、転職意思のない時期も基本的にはに登録していて(無料です!)、どんな求人があるのかを見ています。

こちらからスカウトメールに返信しない限り、氏名などの個人情報は公開されないので安心です。

スキマ時間に求人検索やスカウト内容を見ながら、良い案件が出たときだけ転職活動をすることができるのがメリットです。

ビズリーチに登録だけしておくメリットは以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

\ 忙しいワーママ集合 /

転職エージェントで「動く」

現在の職場でつらい状況、「今すぐに転職したい!」と思っているなら、転職エージェントに登録して積極的に動きましょう。

ワーママにおすすめする転職エージェントはです。

はワーママの支援実績も豊富で、非公開求人だけでも30万件という圧倒的な求人数を誇ります。

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求人数が多いということは、ワーママの希望条件に合う求人を見つけられる可能性が高いということ!

転職エージェントを利用しないと、求人情報を集めるだけでも膨大な時間がかかり非効率です。

時間のないワーママが短期集中で効率よく転職活動するためには、求人数の多いエージェントに任せるのが一番の近道です。

リクルートエージェントをワーママにおすすめする理由はこちらの記事で詳しく解説しています。

\ ワーママの伴走者 /

まとめ:外資系で快適ワーママライフを!

外資系で快適ワーママライフ

今回は以下の点について解説しました。

  • ワークライフバランスの観点でワーママにこそ外資系企業をおすすめしたい!
  • 時差や成果主義であることに注意
  • 状況に合わせて「待つ」か「動く」の転職活動

外資系企業は、結果を出さなくてはいけないというシビアな面はありつつも、時間のコントロールがしやすく、休みも取りやすい。

育児と仕事を両立させたいワーママにはすごくおすすめな職場環境です。

そうはいっても、外資系に転職するのにはまだ不安な面がある!であれば、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

それではまた!

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