後悔しない!現役採用担当が教える失敗しないワーママ転職ガイド

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ワーママ転職を考えているけど、失敗して後悔するのが怖い・・・

このようなお悩みにお答えします!

この記事でわかること

  • ワーママ転職で後悔しがちなポイント
  • 後悔しないために準備すべきこと
  • ワーママ転職成功のコツ
この記事の執筆者

この記事を読めば、ワーママが転職で後悔しがちなポイントを事前に知った上で、しっかり準備と対策をして転職活動に臨むことができるようになりますよ!

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失敗を回避し、「家庭との両立」と「自分のキャリア」の両方を叶える転職を成功させるコツも伝授します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

Table of Contents

ワーママ転職で後悔しがちな事例3選

後悔しがちな事例

ワーママは転職後、どのようなポイントで後悔しがちなのか、過去の事例から学んでいきましょう。

①ワークライフバランスが悪化した!

ワークライフバランスは、ワーママ転職で最も譲れないポイントのひとつですが、以下のような事例でワークライフバランスの悪化を後悔するケースが多いようです。

通勤時間が長くなった

リモートワークもできると聞いていたのに、実際は月に数回だけの運用。結局毎日通勤に1時間以上かかることに・・

通勤時間が長いせいで、家庭との両立が困難になってしまった!

ワーママへの理解がなかった

入社してみたら子育て中の社員に対する理解がない会社で、子どもの急な発熱や、保育園・学校の行事があっても休みを取りにくい環境だった!

持ち帰り残業があった

求人票には「残業なし」と書いてあったのに、実際はみんな持ち帰って仕事をしていた・・・

子どもが寝たあとに仕事をしなくてはならず、自分の睡眠時間を削るはめに。

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求人票に書いてある内容と、実際の運用やカルチャーが異なるため後悔してしまっているケースですね。

求人票からはわからない「実際の会社での運用」を確認する方法は、記事の後半で解説していますよ!

②仕事のやりがいが見いだせない!

勤務時間や休みの取りやすさなど、「家庭との両立」に関わる条件のみを優先してしまった結果、肝心の仕事内容が自分のキャリアの方向性と合わずに後悔しているケースです。

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いくらワークライフバランスが良くても、毎日多くの時間を費やす仕事でやりがいが見いだせないと、仕事時間が苦痛になってしまいますよね。

ワーママの希望条件を満たしつつ、自分の経験や強みを活かしたキャリアを構築する方法を、記事の後半で解説しています!

③前の会社の方がよかった!

転職したときはそれで良いと思っていたことでも、実際に働いてみると「やっぱり前の方がよかった」と思うことはいくらでも出てきてしまいます。例えば、

  • 給与よりも条件を優先して転職したけれど、やっぱり給与って大事だと思った。
  • 人間関係が悪化してしまった。職場にどんな人がいるかは、面接ではわからなかった。
  • 未経験の職種にチャレンジしたけれど、自分のスキルが足りずに成果が出ない。
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すべて完璧な条件の職場はないと理解しつつも、「前の会社のほうがよかった」と思うポイントが出てきてしまうと、転職自体しない方が良かったのかなと後悔してしまいますよね。

転職軸をしっかり決めて、条件の優先順位を付けてから転職活動を開始すれば、この後悔は回避できますよ!次の章で詳しく解説していきます。

後悔しないために準備すべき4つのポイント

後悔しないために準備すべきポイント

ミスマッチによる早期離職の経歴は、次の転職にも少なからず影響してしまいます。

後悔ポイントを回避するために、事前にすべき準備を以下の4つのポイントにまとめました。

  1. 転職の目的を明確にする
  2. 経験を活かせるキャリアを構築する
  3. 応募先企業のリサーチをする
  4. 焦らずにじっくり検討する

一つずつ解説していきます!

①転職の目的を明確にする

1つ目は、転職の目的を明確にすることです。

転職の目的を明確にすることで、「前の会社の方がよかった」と後悔するのを回避できますよ。

次のステップに沿って、実践してみましょう。

STEP
転職する理由を洗い出す

なぜ転職したいのか、理由はひとそれぞれです。

  • 希望のキャリアに向けてステップアップしたい
  • 子どもとの時間を確保するため、通勤時間を減らしたい
  • 給料を上げたい

など、自分が転職したいと思った理由を洗い出してください。複数あっても良いです。

それは現職で部署異動をすることなどによって叶えられないのか?そもそも本当に転職する必要があるのか?というところまで考えてみましょう。

STEP
転職によって実現したい状況をイメージする

次に、転職によって実現したい状況をできるだけ具体的にイメージしてください。

  • 現在の営業職の経験を活かして、営業企画の職種にキャリアアップする
  • 通勤時間30分以内、リモートワークを週2日以上できる職場で働く
  • 月給で手取りXX円以上もらい、今より△△円多く貯金できるようにする

このように、できるだけ具体的にイメージすることが重要ですよ。

STEP
転職する理由と条件に、優先順位をつける

最後に、STEP1とSTEP2で洗い出した理由と条件に、優先順位をつけていきます。

①絶対に譲れないポイント

  • 通勤30分以内、リモートワーク週2日以上の職場に転職して、子どもとの時間を今より多く確保する(=これが今回の転職の目的)

②あればベターだけど、状況によっては妥協しても良いポイント

  • 数年後に営業企画の職種に異動できる環境があれば、転職時点では営業職のままでも可
  • 給与は上がったほうが良いが、最低限「今より下がらない」という条件を優先する

このように、希望条件に優先順位をつけ、必ず実現すべきポイントと、できれば実現したいポイント(妥協できるレベル感)を決めておきましょう。

このステップで転職の目的と条件の優先順位を決めておけば、転職後にあれこれ比較して「前の方が良かった」と後悔することはありません

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すべてが完璧な条件の転職はありません。絶対に譲れない転職の目的を決めておき、その目的を達成することに全力を注ぎましょう。

②経験を活かせるキャリアを検討する

2つ目は完全未経験ではなく、「経験を活かせるキャリアを検討する」です。

転職は新卒と違って、募集中のポジションで必要とされるスキルや経験がある人材を即戦力として採用するからです。

業界も職種も未経験のチャレンジだと、以下のようなデメリットがあります。

業界も職種もすべて未経験だと・・・・
  • 中途採用においてはそもそも採用されにくい
  • 「時短勤務」や「残業なし」など、ワーママが希望する労働条件を実現しにくい
  • 短期間で成果を出すのが難しく、会社側からも転職者側からもミスマッチを感じやすい
  • 収入ダウンでのオファーになることが多い
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完全未経験へのチャレンジができるのは20代なかばまでだと思ってください。それ以降の年齢のワーママが未経験にチャレンジするなら、職種はそのままで業界だけを変える方法がオススメ!

今まで経験してきた「職種」をそのまま活かし、未経験の「業界」にチャレンジする方法は、転職者と採用企業両者にとってWin-Winとなります。

  • 転職者:新しい業界から多くのことを学びステップアップできる
  • 採用企業:同じ職種で培ったスキルをそのまま持ってきてもらえる
業界と職種の使い分け説明スライド

このように、経験のある分野でキャリアを検討すると、即戦力として採用されやすかったり、ミスマッチが起こりにくかったりと、後悔するポイントを回避することができますよ!

③応募先企業のリサーチをする

3点目は、「応募先企業の徹底リサーチ」です。

これにより、入社前後のギャップをできるだけ少なくして、「思っていたのと違った!」と後悔するのを回避できますよ。

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応募先企業のビジネスや業界の動向、競合情報、会社のビジョンや業績などといった「ビジネス上の情報」を調査するのはもちろんですが、それ以外にも「ワーママの働きやすさ」の実態も知っておきたいですよね。

ワーママの働きやすさでリサーチしておきたいポイント
  • 同じ部署にワーママは何人くらいいるのか?
  • ワーママ社員たちはどのような働き方をしているのか?
  • リモートワークや有給などの人事制度は実際に使いやすいカルチャーなのか?

上記のような、「求人票や企業HPに書いていない情報」は以下の2つの方法でリサーチできます。

1.エージェントに確認する

転職エージェントを使う大きなメリットとして、求人票に載っていない会社の雰囲気や実態を教えてくれる、ということがあります。

エージェントは日々、企業の担当者とやり取りをして情報を集めているからです。

エージェント相手なら、聞きにくいことも何でも聞けるので、使わない手はないですよ。

2.面接で確認する

エージェントでも分からない実態は、面接で自分で確認するようにしましょう。

最終面接やオファー後の条件面談のフェーズまで進んだら、実際に働いているワーママ社員に会ってみたいとリクエストしてみるのもオススメです。

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「ロールモデルにしたいので、実際に活躍されている子育て中の社員の方とお話させていただけませんか?」など、ポジティブな理由でリクエストしてくださいね!

また、人事制度の運用状況は、部署のマネージャーよりも人事部の担当者に聞いたほうが良いでしょう。

その際は、「有給は使いやすいですか?」よりも「有給の消化率の実績はどのくらいですか?」と数字データで聞いたほうが、実態がわかりやすいですよ。

④焦らずにじっくり検討する

後悔しないために準備すべきポイントの最後は「焦らずにじっくり検討する」です。

転職を後悔する人に共通しているのが、時間のなさや焦りから、じっくり検討せずに勢いで転職を決めてしまうことがあげられるからです。

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ワーママはどうしても希望条件に制約があり、短期間で多くの求人を比較することが難しくなります。理想的な転職を実現するためには、ある程度長期戦を覚悟するほうが良いでしょう。

まずは以下のうような方法で転職活動のための時間を捻出して、長期戦に備えましょう。

  • 夜は子どもと寝落ちしてしまうので、朝時間を活用する
  • 家族に転職活動を宣言し、時間捻出のサポートをしてもらう
  • 週末の一時預かりサービスやベビーシッターなど、外部のリソースを活用する
  • 現職の有給休暇を利用する

①で最初に決めた転職の目的を見失わないように、応募先企業の条件やカルチャー、給与や福利厚生、人事制度、仕事内容などをひとつひとつじっくり検討して判断をしてください。

ワーママ転職を成功させる3つのコツ

ワーママ転職成功のコツ

後悔しないために準備すべきポイントを実践したら、次は「ワーママ転職を成功させるコツ」を知って、「家庭との両立」も「自分のキャリア」も両方実現する理想的な転職を目指していきましょう!

ワーママ転職成功のコツを以下の3つにまとめました。

  1. エージェントを利用する
  2. 経験とスキルの棚卸しをする
  3. ワーママにとってのベストタイミングで転職する

一つずつ解説していきます!

①エージェントを利用する

1つ目は、転職エージェントを利用するということです。

転職エージェントは、求人票に載っていない情報をたくさん持っていたり、募集の背景、会社のカルチャーなどについて知った上で、転職者とのマッチングをしてくれるからです。

ワーママ転職であれば、「自分の実現したいキャリア」と同時に、「子育てと両立できる働き方」も実現しなくてはいけません。

  • 求人票には「残業なし」と書いてあるけど実際はどうなんだろう?
  • すでにママとして活躍している社員はどのくらいいいるのだろう?

など、面接では自分で聞きにくい情報も、代わりに確認してくれますよ。

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転職エージェントの言いなりになってあれもこれもと応募するのは良くないですが、うまく活用できればワーママ転職の強い味方になってくれます!

転職エージェントについてはこちらの記事でも詳しく解説していますのでぜひ読んで見てくださいね。

②経験とスキルの棚卸しをする

ワーママ転職成功のコツ2つ目は、「経験とスキルの棚卸しをする」ということです。

これを最初に行うことで、自分の経験やスキルの中で横展開して応用できる部分を知り、即戦力として採用されやすいキャリアの方向性が客観的に見えるようになるからです。

過去のビジネスの経験を新卒から順番に洗い出し、そこで得られた知識やスキルをとにかくできる限り多く書き出してみてください。

その中で、自分が強みだと感じる部分、今後も続けていきたい経験の部分をハイライトしていく方法がオススメです。

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職務経歴書に書いたり、面接で話したりするのは、洗い出した情報のうち、今後のキャリアとして展開していきたいポイントに絞って強調してくださいね!

事前に経験とスキルの棚卸しをすることで、転職エージェントや企業と話をする際の素材が整理され、キャリアの軸が明確になることで、即戦力として採用されやすくなりますよ。

キャリアの棚卸しの具体的な方法については以下の記事で詳しく解説しています。

③ワーママにとってのベストタイミングで転職する

最後のポイントです。ワーママ転職においては、転職するタイミングも非常に重要です。

ワーママが知っておくべき転職のタイミングについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひ読んでみてください。

まとめ:後悔しないワーママ転職を実現しよう

後悔しないワーママ転職を!

今回は以下の点について解説してきました。

  • ワーママ転職で後悔しがちなポイント
  • 後悔しないために準備すべきこと
  • ワーママ転職成功のコツ

必要な準備をきちんとすれば、ワーママ転職でも後悔せずに成功させることができます!

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今の環境に満足していないなら、怖がらずに転職という選択肢を選んでみてください。

「家庭との両立」と「自分のキャリア」と両方を叶える働き方として、「外資系企業でのキャリア形成」もオススメしています。

こちらの記事で解説していますのでぜひ読んでみてくださいね!

それではまた!

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