外資系に向いてる人の特徴は?診断チェックリストと評価されるスキル

しおり

自分は外資系企業に向いてるんだろうか?簡単に診断できる方法はない?

外資系でのキャリアを検討する際には、自分が外資で活躍できるのかどうか不安になりますよね。

一般的に外資系と日系では仕事の仕方、考え方、カルチャーが異なる部分が多いので、よく比較して向き不向きを判断することが重要です。

この記事では、日系企業から外資系企業に転職し、その後11年働く現役社員が、このようなお悩みにお答えします。

この記事はこんな人におすすめ
  • 外資系企業に興味はあるけど自分に合うかどうか自信がない人
  • 日系企業での働き方や評価基準に違和感を持っている人

この記事を読めば、外資系企業のリアルな一面から自分の適性を見極め、自分にとって最適なキャリアを選択することができるようになりますよ!

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簡単に診断できるチェックリストあります!

外資系企業への転職におすすめの転職エージェント

Table of Contents

結論:向いている企業とポジションはある

この記事では外資系企業に共通する特徴から、向いている人、向いていない人について解説していきますが、

そもそも外資系企業には様々な種類があり、それぞれによって特徴は異なります。

外資系企業の種類の例

  • 大手企業vs中小企業
  • 日本でのビジネスが浅い企業vs日本でも老舗企業
  • アメリカ系vsヨーロッパ系
  • バリバリ英語が必要vsあまり英語は使わないポジション

これだけ種類があるので、あなたの強みが活かせる企業もあれば活かせないポジションもあります。

実際に転職する際には「外資系であること」という事実だけに囚われすぎず、1つ1つの企業やポジションについて徹底リサーチし、マッチングを見極めることが重要です。

このあとの章では外資系企業に一般的な特徴や共通項を解説していきます。

自分は向いてる?診断チェックリスト

まずは一覧で外資系に向いている人の特徴/向いていない人の特徴を見ていきましょう。

診断チェックリスト
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どちらに多く当てはまりましたか?

「向いている」項目に多くチェックが入った場合は、外資系企業でも活躍できる可能性が高いです。

次の章から、外資系に向いている人の特徴/向いていない人の特徴を詳しく解説していきます。

外資系転職なら

外資系に向いている人の特徴8選

まずは外資系に向いている人の特徴を8つご紹介します。

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これらの特徴に多く当てはまる場合は、外資系企業でのキャリアがおすすめです!

それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。

向いてる人の特徴に当てはまる項目が多ければチェック!

外資系転職におすすめの転職エージェント&転職サイト

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成果主義の環境で働きたい

プロセスに関わらず成果や結果がダイレクトに評価される環境を好む人は、外資系企業に向いています。

外資系企業は一般的に「成果主義」のカルチャーが強いからです。成果を上げることが昇進やボーナスに直結するため、目標を達成するために努力する姿勢が求められます。

例えば営業職であれば、インセンティブとして成果を出した分の報酬が支払われるケースもあります。

  • 頑張って人より成果を出したのに、ボーナスの査定の金額が変わらない
  • 年功序列ではなく実力で勝負したい

このような不満を感じたことがあれば、外資系企業の成果主義環境でチャレンジしてみるのがおすすめですよ!

外資系企業の成果主義についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

大きい裁量を持って働きたい

細かく進捗管理されることなく、大きい裁量を持って働きたい人は外資系企業に向いていると言えます。

外資系企業では、ゴール(期待される成果)が示されたあと、そのゴールに向かってどのように進んでいくかは自分で主体的に考えて行動することが求められているからです。

  • どうすれば最短で効率よく成果にたどり着けるかを自分で考えたい
  • 自分のアイディアを試したい
  • 自主性を発揮したい

と考える人にとって、外資系企業の裁量の大きさは大きな魅力です。

指示待ちではなく自分で目標を設定して自走できる人は外資系企業で活躍できる素質を持っていますよ!

成長意欲が高い

上昇志向や成長意欲が高く、困難な環境でも積極的に取り組める、自分から学びに行く姿勢を持っている人は外資系企業のカルチャーにマッチします。

外資系企業では、日系企業のように手厚い社員研修や仕事の引き継ぎ、1つ1つの業務のやり方を細かく教えてもらえる環境はありません。

そのため、立ち止まっていると学びが少なく、成長することは難しいです。

一方で、学習コンテンツや過去の成功事例、重要な意思決定の事例などのリソースは充実しています。
そのため、自分から積極的に情報にアクセスすれば、非常に多くのことを早いスピードで吸収し、成長できる環境ですよ。

学びに貪欲で、常に自分のスキルを磨きキャリアを高めたいと考える人には、外資系企業でのキャリア形成がおすすめです!

スピード感のある環境を好む

変化が多くスピード感のある環境を好む場合は、外資系企業に向いていると言えます。

外資系企業は合理的な仕事の進め方をするため、過去の決定よりももっと合理的な方法が見つかれば、すぐに方針を切り替えます。

そのため、ビジネス上の変化に対して素早く、柔軟に対応するスキルが求められます。

例えば新しいプロジェクトやマーケットの変動に迅速に対応しなければならない場面も多いです。

変化の多い状況を楽しみながら、柔軟に、スピード感のあるビジネス環境を経験したい人は、外資系企業にぜひチャレンジしてみてください!

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安定的にじっくりと物事を進めたい人は日系企業の方がおすすめ。

英語や異文化に興味がある

英語や異文化に対して興味があり、学ぶ意欲の高い人は外資系企業に向いています。

外資系企業ではグローバルなコミュニケーションが日常的に行われます。

一定のポジションでは必ず英語力が求められ、異文化カルチャーを理解しながら外国人社員とコミュニケーションを取る必要がある場面も多い環境です。

ただ外資系企業の中でも、会社やポジションによって求められる英語力のレベルは異なります。
また、英語を第一言語としない国の人も多いので、必ずしも流暢に英語を話せることが求められているわけではありません。

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現時点で苦手でも、意欲があれば全然問題ないですよ!

英語が苦手でも外資系企業に興味がある方にはこちらの記事がおすすめです。

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はっきりと意思表示ができる

反対意見であってもはっきりと意思表示ができる人は外資系企業でも活躍できます。

外資系企業では、自分の意見や考えを明確に伝える能力が評価されるからです。

会議やプロジェクトの場で率直に意見を述べることが求められるため、はっきりとした意思表示ができることは大きな武器となります。

例えば、会話の中で理解できない部分があった時、「分からないからもう少しここを説明して」とはっきり言うこと。もしくは、相手の意見と相違がある際に「私はこのように考える」と反対意見をきちんと提示できると、外資系ではポジティブな評価に繋がります。

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とりあえず黙って頷いているのは外資では絶対NG!

効率重視で働きたい

合理的に、効率良く働きたい人には外資系企業の働き方はとてもマッチします。

外資系企業での仕事の進め方は、無駄のないプロセスを追求し短時間で最大の成果を上げること目指しているからです。

仕事の効率を高めることが好きで、自分の時間を有効に使いたい人にとって、外資系企業の効率重視のカルチャーは非常に適していると言えます。

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長時間労働=えらいという判断には絶対にならない!

仕事と家庭のメリハリを持ちたい

仕事と家庭のメリハリを持ちたいと考えているなら、外資系の働き方に向いています。

外資系企業では、ワークライフバランスを重視する企業が多いからです。

例えば子育て中のワーキングペアレンツはもちろん、副業をしている人、大切な趣味を持っている人など、さまざまな人の生き方を尊重してくれるカルチャーがあります。

また仕事以外の時間を充実させることで、逆に仕事への集中力が高まり生産性が上がるという考え方が根付いています。

私自身は2児を育てるワーママですが、外資系企業でのメリハリをつけた働き方の実例を以下の記事で解説していますのでぜひ読んでみてください。

【外資系はやめとけ】外資系企業に向いていない人の特徴8選

反対に、外資系企業に向いていない人の特徴を以下の8つにまとめました。

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ここに多く当てはまる場合は、日系企業でのキャリアの方が合っているかもしれません。

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プロセスを評価されたい

仕事を進めるにあたり、結果だけでなくプロセスも含めて総合的に評価されることを好む人には、外資系企業は厳しい環境かもしれません。

外資系企業では主に成果物やアウトプットが評価の対象であり、プロセスは個人の裁量に任せられるからです。

例えば営業職であれば「売上の数字」が主な評価の対象です。どんなにプロセスを頑張ったとしても、数字が上がっていなければ良い評価にはなりません。

ゴールに向かうためのプロセスもきちんと決められていて、それを遅延なく、効率的に進めることを評価するのは日系企業に多い特徴です。

成果のみを評価の対象とすることにプレッシャーに感じる場合は、日系企業でのキャリアの方がおすすめですよ。

指示をもらって働きたい

細かく指示をもらいながら、順番に、正確に仕事を進めていきたい人は、外資系企業の仕事の進め方は合わないかもしれません。

外資系企業では、ゴール(期待される成果)が示されたあとの仕事の進め方は、原則として個人の裁量に任されるからです。

上司から具体的な指示をもらって動くよりも、自分で問題を見つけ、自分で解決策を考え、行動に移す力が大切で、ゴールにたどり着くための道筋を丁寧に教えてもらえる環境ではありません。

もちろん、必要なときに指示を仰げばサポートしてもらえますが、外資系企業では基本的に、個人が主体性を持って工夫しながら成果に向かって仕事を進めていくスタイルです。

反対に日系企業では、プロセスが体系的で、丁寧に指示を受けながら安心感を持って仕事を進めることができる環境が多いです。新卒の場合や、未経験の職種にチャレンジしているケースだと、日系企業の仕事の進め方のほうが安心かもしれません。

このように、指示をもらって体系的に仕事を進めるほうが心地よい方は、外資系では苦労するかもしれません。

年功序列や安定雇用を好む

以下のような環境を好む場合は、外資系企業には向いていません。

  • 年功序列の制度があり、長く働くことが評価になるカルチャー
  • ジョブローテーションしながら安定的に経験を積んでいける環境

まず外資系企業では、年功序列という考え方は一切ありません。成果を出した人が昇進し、給与も上がるという仕組みです。上司が5歳も10歳も年下というケースも全く珍しくありません。

また、世間で言われるほど簡単にクビになることはありませんが、一方で、安定雇用の考えもありません。不採算部門が閉鎖されることになれば、そこで働く人たちは雇用を解除されるし、個人で成果が全く上がらない状況が続けば、雇用を継続できないケースもあります。

年功序列や安定雇用といった特徴は、終身雇用を基本とする昔ながらの日系企業に多く見られます。

最近は日系企業でも終身雇用を掲げる会社は減ってきていますが、それでも長く安定的に働くことでメリットを得られる環境であることには変わりありません。

安定志向のある方は、日系企業でのキャリアを検討するほうが良いでしょう。

退職金などの福利厚生を重視する

転職の条件のうち、退職金などの福利厚生制度を重視する場合は、外資系企業にはあまり向いているとは言えません。

外資系企業はシンプルで合理的な給与体系であることが多く、福利厚生や退職金制度は最低限、もしくは無いことが多いからです。

その代わり、基本給は平均的に日系企業よりも高い傾向がありますし、成果に応じたインセンティブや早いスピードでの昇進が期待できます。

意外と悪くない外資系企業の福利厚生についてはこちらの記事で詳しく解説していますので読んでみてください。

ちなみに私が働いている外資系企業では、通勤手当と確定拠出年金制度があります。シンプルで手厚いとは言い難いですが、特に不満はないですよ。

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福利厚生よりお給料重視派です。

英語や異文化に苦手意識がある

英語や異文化カルチャーに苦手意識があると、外資系企業で働くのは難しいかもしれません。

会社やポジションによって必ずしも高い英語力が求められるわけではありませんが、外資系企業では少なくとも英語を学ぶ意欲は必要となるからです。

日本人以外のチームメイトとも異文化を理解しながら一緒にビジネスをしていく場面も多くなります。

「英語は苦手!日本人同士で安心できる環境に身を置きたい」という場合は、日系企業のほうが良いでしょう。

現時点で流暢に英語を話せなくても問題ありません。英語ができなくても外資系企業に転職する方法は以下の記事で解説しました。

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現状維持を好む

時代やマーケットの現状に合わせて常に変化し続ける外資系企業では、「現状維持」の姿勢はあまり歓迎されません。

新しいことにチャレンジする精神や、変化に順応する力が求められるため、現状維持を好み変化を避けるタイプの人は適応が難しいかもしれません。

それでも外資系でのんびり働きたい場合は、穴場なホワイト企業や適切なポジションを探すことで実現可能です。こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

成果に対するプレッシャーに弱い

成果に対するプレッシャーに弱いと、外資系企業の環境では精神的に苦しくなる可能性があります。

プロセスよりも成果が重要視される外資系企業では、成果に対するプレッシャーがあるのは否めません。

プレッシャーをモチベーションに変えて、自分のパフォーマンスを発揮し続けることができると、外資系企業で長く活躍することができるでしょう。

ただし外資系企業でも、業界や職種を選べばそれほど激務ではなく、のんびり働くことを選択することも可能です。のんびり働けるホワイト外資の探し方を以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。

自己主張が苦手

自己主張が苦手な人や意見をはっきり言うのが不得意な人にとって、外資系企業は向いているとは言えません。

外資系企業では、自分の意見をはっきりと主張することが求められるからです。

「奥ゆかしさ」や「オブラートに包んだ表現」は日本人の良さでもありますが、外資系企業で働くには直接的なコミュニケーションに慣れる必要があります。

何も言わずにわかったふり、同意したふりをしながら黙っているのが外資系企業では一番NGな対応です。

【業界別】外資系に向いている人の特徴

基本的な向いている特徴に加えて、外資系企業の業界ごとによっても、求められるスキルや特徴が異なります。

以下の業界ごとの特徴を見て、転職の際に自分の向き・不向きを見極める参考にしてください。

一つずつ詳しく解説していきます。

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コンサルティング業界

外資系コンサルティング業界は、外資系の中でもかなり高年収である代わりに激務なことが多く体力と向上心が求められます。

コンサル業界では常に新しい課題に挑戦し、解決策を提案する仕事が中心であるため、以下のようなスキルや特徴を持つ人が向いていると言えます。

  • ロジカルシンキング
  • プレゼンテーションスキル
  • 問題解決能力
  • 顧客折衝経験

また、短期間で結果を出すプレッシャーに耐えられるストレス耐性も必要です。

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高年収なのも納得!

金融業界

外資系金融業界も、コンサルと並んで高年収である代わりに激務なことが多い業界です。

金融業界では、高度な専門知識と分析能力が求められます。具体的に以下のようなスキルや特徴を持つ人には向いていると言えます。

  • ビジネスレベルの英語力
  • 数字やデータに強い
  • 情報収集能力
  • 迅速な判断力

マーケットの状況に応じて仕事が忙しくなることも多いですが、成果に応じた報酬やキャリアアップの機会が多いのが特徴ですよ。

メーカー

メーカーは、外資系の中では比較的ゆったりと働ける傾向にあります。

すでにブランド力がある外資のメーカーでは、国際的な視点でマーケティング活動を行っています。そのため、以下のような特徴がある人が向いていると言えるでしょう。

  • クリエイティブな発想力
  • チームワーク重視
  • 市場トレンドに敏感

のんびり働けるホワイト外資の探し方という記事でも、外資系メーカーについて取り上げています。ぜひ参考にしてみてください。

IT業界

外資系IT業界は、ITに関する高い専門知識を求められる場合が多く、継続的に学び続ける姿勢が重要になります。

具体的には以下のスキルや特徴を持つ人に向いている業界です。

  • プログライミングスキル
  • 変化に対して柔軟に対応する力
  • テクノロジーに対する探究心
  • 合理的に働ける自己管理能力

ITという特徴から、リモートワークができる環境も多く、ワークライフバランスは比較的取りやすいと言えるでしょう。

外資系企業のメリット/デメリット

外資系企業への転職を考える前にメリットとデメリットを知っておくことも重要です。

外資系企業のメリット・デメリットについては以下の記事で詳細に解説していますので、興味があればこちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

メリット

外資系企業で働くメリットは以下の7つです。

  • 裁量が大きく成長実感が高い
  • 休みが取りやすい
  • 年収が高い
  • 成果がダイレクトに評価される
  • グローバルな環境で働ける
  • 語学力がUPする
  • 昇給のチャンスが多い

向いている人の特徴にも共通しますが、成長実感が得られたり、成果主義の恩恵を受けられたりするところがメリットだと言えます。

他にも、手厚い福利厚生がない代わりに、日系企業と比較して給料が高めに設定されている点や入社後の昇給のチャンスが多い点も重要なポイントですね。

英語力を高めたいと思っている人にとっては、グローバルな環境で語学力を磨けるのは大きな魅力です。

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デメリット

一方で、以下の6つの項目はデメリットだと感じる人もいるかも知れません。

  • 安定雇用が見込めない
  • 福利厚生が少ない
  • 成果に対してシビア
  • 変化が多い環境
  • 教育環境が整っていない
  • 海外駐在の機会は少ない

成果がダイレクトに評価される点はメリットである一方、その分ブレッシャーがかかる環境だとも言い換えられます。

また、意外と盲点なのが海外駐在の機会は少ないことです。

外資系はグローバル企業なので世界中に拠点がありますが、社員は現地で採用する方針がほとんどで、駐在の機会はあまりありません。

外資系で評価されるスキルとポイント6選

外資系企業で評価されるポイントを知っておくと、自分が活躍できるのかどうかイメージがつきやすくなりますよね。

ここでは実際に外資系で評価されやすいスキルやポイントについて、面接や履歴書での伝え方の例とともに解説していきます。

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語学力

語学力、特にビジネス英語力があると外資系企業では重宝されます。

単にTOEICなどの資格があるだけでなく、どのような場面でどの程度の対応ができるのかを具体的に示すことが重要です。

対応できる語学のレベル感によって、以下のように任される仕事の範囲も変わります。

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レベル評価ポイント
日常会話社内コミュニケーションは可能だが交渉は難しい
ビジネス会話メールや会議での対応ができ、実務での貢献が期待される
英語ネイティブ同等グローバル案件のリードや交渉が可能で高く評価される

また応募書類では以下のように、どんな場面でどんな対応をしてきたかを具体的に記載するようにしましょう。

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状況伝え方の例
英語会議の参加定例会議で資料説明とファシリテーションを担当
海外顧客対応メールと電話で要件確認とスケジュール調整を実施
語学学習の継続オンラインレッスンを週1回実施

ビジネス英語の習得におすすめ

目標達成意欲

外資系では個人やチームの目標に対する明確なコミットメントが評価されやすいです。

結果志向で目標設定から進捗管理、課題の優先順位付けまで自律的に遂行できる姿勢が重要です。

採用面接や自己PRでは以下のようなポイントを意識してエピソードを話しましょう。

  • 具体的な数値目標、達成を示す数値や結果、達成手段を明確にする
  • 短期と中長期の成果を両立させた経験を述べる
  • 課題発見から改善までのプロセスを具体的に説明する
  • 困難な局面を乗り切ったエピソードを用意する
  • 個人としてチームに貢献した点を強調する

アピール力

自分の強みや実績を言語化して分かりやすく相手に伝える力も、外資系ではとても重要視されます。 

成果主義の環境とは言え、成果だけでなく課題認識、取った行動、得られた定量的な結果を一貫して説明できるとベストです。

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採用面接でも、採用後の業務でも同じです!

特に採用面接の場では、過去の成功体験や失敗から学んだことを簡潔にまとめて話せると好印象になります。 

話す際は相手の関心に合わせて強調点を変える柔軟さを持ちましょう。 

  • STAR法(状況・課題・行動・結果)で整理する
  • 質問に対して端的に答える練習をする
  • 自分の価値観と企業文化の合致点を示す

外資系では数値やインパクトを示すストーリーテリングが説得力を高めます。

リーダーシップ経験

マネジメントやチームリーダーの肩書がなくても、様々な場面でリーダーシップを発揮した経験は非常に高く評価されます。

小さなチームでの進行役や、プロジェクトでのファシリテーション経験だけでなく、チームメンバーとして主体的に行動した経験も立派なリーダーシップ実績になります。 

応募書類に記載するときは、具体的な人数や期間、どのようにメンバーを巻き込んだかを伝えると評価が伝わりやすくなりますよ。以下の例を参考にしてみてください。

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要素伝え方の例
役割◯◯プロジェクトリーダー(メンバー4名、プロジェクト期間6ヶ月)
実務週次ミーティングでの進捗管理とトラブルシューティング、部署間の交渉
成果◯◯における納期短縮(◯%)と品質向上を実現

柔軟な思考

変化の速い外資系企業では、PDCAサイクルを迅速に回し、視点を変えて課題を見る力、状況に応じて柔軟に方向転換する力が求められます。 

固定観念や過去の実績にとらわれず、別の方法や他部署の視点を取り入れる姿勢を大切にしましょう。 

採用面接では異なる意見をまとめた経験や、仮説立案、データ活用、学習サイクルの速さを具体的な事例で示せるように準備しておくと良いですよ。

  • 代替案を複数提案して、状況に応じて最適なものを選んだ経験を語る
  • 部署をまたいで協働し、課題をスムーズに解決した事例を示す
  • 想定外の変化に直面したときに、前向きに対応し成果につなげたストーリーを伝える

コミュニケーション能力

外資系企業ではスムーズに交渉できたり、チームメンバーのモチベーションを維持したりできるコミュニケーション能力が非常に重要なスキルの1つとなります。

語学力だけではなく、以下のようなコミュニケーションスキルがあると、外資系で高く評価されます。

  • 傾聴力
  • フィードバック力
  • 相手に合わせた表現を使える
  • 質問に過不足なく端的に答える
  • 相手の気分を害さずに難しい交渉をする

採用面接では、具体的な場面ごとにどのような姿勢でコミュニケーションを取っているかを伝えると良いでしょう。

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場面ポイント
意見が対立した時まず相手の意図を確認し受け止めてから自分の案を提示
部下にフィードバックする時できている部分を認めつつ、具体的で改善に繋がる指摘を心がける
多国籍チームでの会話文化の違いを尊重しつつも、意見をしっかり伝え調整する姿勢

外資系転職成功のコツ

外資系企業への転職を成功させるには、自分が向いているかどうかを判断するのと同時に、ポイントを抑えた効果的な転職活動がカギとなります。

ここでは外資系転職で抑えるべきポイントを具体的に解説していきます。

企業やポジションを徹底リサーチ

外資系といえばGAFAM(ガーファム=Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)などの有名大企業がまっさきにイメージされることも多いと思います。

しかし日本でビジネスをしている外資系企業は数千社あり、中には一般的には名が知られてい中小企業であるものの財務基盤の安定した「超優良企業」もあるのです。

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転職市場で採用中のポジションとなれば何万件にもなるはず。

英語ができなくてもチャレンジできるポジション、同じ仕事内容でも基本給が上がるポジションなど、自分が求める求人は必ずありますので、まずは徹底的にリサーチすることが重要です。

転職サイトでざっと求人を探したあとは、企業ごとに公式サイトやプレスリリース、SNSや口コミサイトでどんな企業なのかを探っていきましょう。

外資系企業のリサーチポイント

求人を探してみるのにおすすめの転職サイト

会社の口コミを調べるには※ IDが指定されていません。などの企業口コミサイトがおすすめですよ。

キャリアの棚卸しと書類作成

外資系転職はポジションに求める要件と転職者のスキルとのマッチングがすべて。

自分のこれまでの経験やスキルを棚卸しして、それぞれの求人にある募集要項にマッチするようにアレンジできる準備をしておきましょう。

具体的には以下のような内容を洗い出しておくのがおすすめです。

  • 成果(KPI、数値、改善率等)
  • 役割と責任の範囲
  • 使用した技術やツール
  • 定量的なインパクトの提示

スキルと経験の棚卸しの具体的な方法については以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

これまでやってきたことをわかりやすく言語化すること、実績は可能な限り数字で語ることを意識してみてくださいね。

書類選考に通りやすい応募書類の書き方は以下の記事も読んでみてください。

外資系に強い転職エージェントを利用

外資系への転職を考えるなら、外資系に強い転職エージェントに登録するのは必須です。

なぜなら、外資系企業はあまり表に求人情報を出さず、外資系に知見のある限られた転職エージェントに非公開求人として依頼していることがほとんどだからです。

普段から外資系企業と付き合いの深いエージェントは、求人情報だけでなく社内の雰囲気、選考の通過基準などさまざまな情報を持っていますよ。

外資系に強いエージェントの代表格といえば。少数精鋭で企業の内部情報を熟知しているアドバイザーが、ミスマッチにならないよう丁寧にサポートしてくれるのが特徴です。

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信頼できる担当者に協力してもらうことで、応募書類のブラッシュアップや面接対策、年収交渉までサポートしてもらえます。

外資系転職におすすめのエージェント情報はこちらから

英語面接対策を徹底的に行う

ポジションによりますが、多くの外資系企業の選考では英語面接が設定されるため準備が必要です。

特に面接官が外国人の場合は、見られるポイントも異なるので注意しましょう。

以下の内容は端的に、論理的に、簡潔に伝えられるよう準備しておくと良いですよ。

  • 自己紹介
  • 職務経歴説明
  • 過去の転職理由
  • 成功したエピソードと要因の分析
  • 失敗したエピソードとリカバリーの行動事例
  • 自分の強みと弱み
  • 今回の転職の動機
  • 志望動機
  • キャリアプラン(中長期)

外資系企業で求められる英語力は、流暢さよりも「内容」。

発音のうまさなどは気にしなくて良いので、とにかく端的で論理的な内容になるように心がけてください。

外資系転職おすすめエージェント

外資系に転職を希望するなら、外資系に強いエージェントにサポートを依頼するのが鉄則です。

外資系は非公開求人を信頼できるエージェント数社のみに託すことが多く、知名度の低い(でも優良な)外資系の求人を自力で見つけるのは不可能だからです。

ここでは、外資系を目指すなら絶対に登録しておきたいエージェント2社と、じっくり比較検討できるスカウト型サイト1社をご紹介します。

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外資系転職といえば、とにかく絶対外せないのがハイクラス・ミドルクラスの転職で7年連続第1位(オリコン満足度調査調べ)を獲得している

バイリンガル人材とのコネクションを強みに、外資系企業の求人を多数保有していて、顧客である外資系企業からの信頼がめちゃくちゃ厚いのが特徴。

外資系企業の中には、「求人はJACにしか出さない」と決めている企業もありましたよ。

筆者も実際に利用したことがありますが、とにかくキャリアコンサルタントが企業情報を詳しく熟知していて、面接対策などとても細かくアドバイスしてもらえたのが印象的でした。

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JACと並んで外資系転職に強いエージェントが。外資系だけでなく、日系グローバル企業にも強いコネクションを持つのが特徴です。

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受け取ったスカウトに返信することで初めて個人情報が公開される仕組みで、電話営業で急かされることもなく、自分のペースでじっくり検討したい人におすすめ。

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登録に審査がある点と、一部の機能は有料プランになる点に注意必要です。詳しくは以下の記事で詳しく解説しています。

面接で外資系に「向いてる」と思わせるコツ

外資系企業への転職を考える際、面接で「外資系に向いている!」と思ってもらうためのコツとして以下の5つをご紹介します。

これらのコツを知っておくことで、採用担当者に好印象を与え、選考通過する確率を上げることができますよ。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

結論から話す

外資系企業の面接では、結論から話すことが重要です。

面接官は忙しい中で複数の候補者と面接を行い、効率的なコミュニケーションを求めているからです。

また外資系企業は英語でのコミュニケーションが基本の考え方となるため、結論から話すことが当たり前の環境となっています。

例えば、「私は3年間の営業経験を通じて、数字に対する執着心と結果から逆算して戦略を考えるスキルを身につけました。具体的には、◯◯を経験したことや、△△の習慣があったからです。例えば、XXX・・・」といった感じですね。

YES/NOをはっきり伝える

外資系企業のコミュニケーションの基本は、「はっきりと明確な意思を示す」ということです。面接でも、曖昧な表現はさけ、YESかNOをはっきりと伝えることが大切です。

例えば、「このプロジェクトをリードできますか?」という質問に対して、「はい、過去に同様のプロジェクトで成功を収めた経験があるので、自信があります。」と答えると説得力が増しますよね。

外資系企業の面接官は、候補者の決断力や自信、端的な回答をポジティブに評価する傾向があることを知っておきましょう。

エピソードを「向いている特徴」に寄せる

自分の過去の経験を具体的なエピソードとして話すときは、そのエピソードをこの記事で紹介した「外資系に向いている特徴」に寄せられると面接でも「向いている!」と思わせることができますよ。

例えば、異文化コミュニケーション能力やスピード感のある対応力などを強調するエピソードを用いると良いでしょう。

しおり

ウソはいけませんが、ちょっと盛って話すのもスキルのうち。

自信を持って堂々とした態度で臨む

自信を持って堂々とした態度で面接に臨むことも重要です。

自己紹介や業務経験を話す際には、目線を合わせてはっきりとした声で話すよう心掛けましょう。

謙虚であることも重要ですが、自信を持って過去の経験をアピールできると、外資系企業に「向いている」と思われる可能性が高いですよ。

英語力をアピールする

英語力があるなら、面接の場でも十分にそのスキルをアピールしていきましょう。

ポジションによって求められる英語力は異なりますが、外資系企業であれば英語力を持っているに越したことはありません。

外資系企業の面接では、英語力チェックのために最後の質問だけ急に英語で聞かれる、といったことも珍しくはありませんので、自己紹介や職務経歴など基本的なことは英語でも答えられるように準備しておくとベターです。

I’ve been using English for business communication for over 5 years and have successfully handled international client negotiations.

などと具体的なエピソードを交えて話すと、英語力だけでなく実績も同時にアピールできますよ。

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FAQ:よくある質問

外資系転職に関してよくある質問をまとめました。

働きやすい外資系企業はどこですか?

働きやすさは人によって異なるので一概には言えません。もし「激務ではない」という観点での働きやすさを求めるのであれば、のんびり働けるホワイト外資系を探すのが良いでしょう。

外資系は激務と思われがちですが、実際は業界やポジションを選べばのんびり働けるし、日系企業より管理されないので本当に自由です。

探し方や特徴はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

外資系転職に強い資格はありますか?

必要な資格はポジションによるのと、外資系では資格そのものよりも実務経験を重視する傾向があるので、あまり資格にはこだわらなくて良いと思います。

強いて言えば共通してあると良いのは英語系の資格でしょうか。TOEICや英検など、一目でレベル感のわかりやすいものがあると、書類選考での評価は期待できます。

現時点で英語が苦手な方でもチャレンジできるポジションもたくさんありますので、自分の実力に見合ったポジションを探すことを優先しましょう。

外資系はなぜ給料が高いのでしょうか?

一般的に、外資系企業は日系企業のように「1つずつ教育しながら長く働いてもらうこと」を重視しているわけではなく「ポジションに即戦力となる人材を雇う」ことを優先します。

そのため、その時点で即戦力となる人材には実力に見合う、他社より高い給与を提示する傾向にあります。

また、例えば外資系コンサルティングや外資金融など、業界の特徴としてバリバリ働かせる代わりに給料が高いといった理由もあります。

さらに、グローバルの方針で住宅手当などの手厚い福利厚生のないシンプルな給与体系を敷いている企業が多く、福利厚生を含めた総合的なベネフィットを、給与1本に集約しているとも言えるでしょう。

意外と悪くない外資系の福利厚生については以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ:適正を見極めてぴったりのキャリアへ!

適正を見極めてピッタリのキャリアを

今回は外資系企業に向いている/向いていない人の特徴を解説しました。

診断チャート

自分が心地よいと思う働き方や、転職先の企業を選ぶ基準として、どちらの特徴により多く当てはまったでしょうか?

外資系に向いている人の特徴が多かった方は、ぜひ外資系企業でのキャリアにチャレンジしてみてください!

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外資系企業に転職して得られるベネフィットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。こちらの記事もぜひ読んでみてください。

それではまた!

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