外資系転職でよかったこと10選|外資系11年目のリアルな体験談

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外資系企業に転職してよかったことってどんなこと?

初めての外資系転職、わからないことだらけで不安ですよね。

興味はあるものの、なかなかその一歩を踏み出す勇気が出ない方も多いのではないかと思います。

この記事では、外資系歴11年の筆者が実際に転職してよかったと感じたことや、100人以上の転職者からヒアリングした外資系転職のメリットについて解説します。

これを読めば、外資系転職に転職して得られるベネフィットを知り、自分が転職したあとの姿を想像できるようになりますよ!

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日系から外資系に転職した実体験を書いています!

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Table of Contents

外資系転職してよかったこと10選

外資系転職よかったこと10選

競争ばかりで怖いとか厳しいとか思われがちな外資系企業ですが、転職してよかったことは実はたくさんあります!

自分自身がよかったと感じたこと、採用で関わった多くの転職者の方々からヒアリングした内容を以下の10個のポイントにまとめました。

順番に見ていきましょう。

①メリハリのある働き方ができる

1点目は、仕事とプライベートのメリハリをつけながら働けるという点です。

「生産性をあげて合理的に働く」というのが外資系企業の基本的な考え方だからです。

生産性をあげて同じ仕事を短時間でできるようになれば、その分早く切り上げて自分の時間や家族との時間を取れるようになりますよね。

外資系企業で働く社員は以下のような考え方で仕事とプライベートにメリハリをつけています。

  • 疲れている日はどんなにやっても生産性があがらないので残業しないで早く帰って休む
  • 有給休暇もきちんと取ってリフレッシュしてまた頑張ろう!

また、「メリハリのある働き方」イコール「残業がない」ということではありません。

ただ、以下のような「生産性の低い長時間労働」とは異なります。

  • 上司が帰るまで帰りにくい
  • 会議の時間が無駄に長くて仕事が終わらない

外資系企業では、自分の裁量で、「どうしたら生産性を高められるか」「合理的に成果にたどりつけるか」を考え、働き方をコントロールできるのです。

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副次的に、時間コントロール術も身につきますね!

実際に外資系企業でメリハリをつけながら働いている様子については以下の記事でご紹介しています。よかったら読んでみてください。

②働き方の自由度が上がる

メリハリのある働き方ができることに加えて、働き方の自由度も高いのが外資系企業の特徴です。

高い生産性を維持できていれば、「どこで」「どうやって」働くかは個人に任されることが多いですよ。

「完全リモートワーク」や、「出社とリモートのハイブリッドワーク」を導入している会社は外資系企業に多く見られます。

リモートワークで通勤時間が削減されると、時間の余裕も生まれるし、満員電車で疲れてしまうこともないから快適ですよね。

私自身はここ数年、出社とリモートのハイブリッドで働いています。

例えば、同僚とアイディア出しのディスカッションをする機会があれば、出社して対面で行ったほうがアイディアが出やすい。

また作業が多くデスクに座っている時間が長い日は、リモートのほうが効率が良いと考え、出社とリモートの日を自分で決めています。

出社には出社のメリットがあり、リモートにはリモートのメリットがあるので、一番業務効率の良い手段を自分で選ぶことができていますよ。

このように、どこで、どうやって働くかを自由に選択することで、効率よく、生産性高く、快適に働けるようなったという点が、外資系企業に転職してよかったことの1つと言えるでしょう。

以下の記事でも、リモートワークで働き方の自由度を上げることをおすすめしています。ぜひ読んでみてください。

③無駄な付き合いや飲み会がない

3点目は、無駄な付き合いや飲み会がないという点です。

外資系企業は家族との時間や自分のプライベートの時間を最優先に考えるというカルチャーが根付いているからです。

日系企業で働いていたときは、週に1-2回は上司やチームとの飲み会があり、その場で会議の続きが行われることも日常茶飯事でした。ときには週末に出張者のアテンドでお食事会なんてことも!

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飲み会で仕事の話をされると、不参加の人は話題についていけません…

本当に仲の良いチームメイトなら良いですが、気を遣う相手だと業務時間外の付き合いはできるだけ避けたいのがホンネですよね。

外資系企業に転職してからは、このような無駄な付き合いは一切なく、飲み会も年に数回のイベントがあるくらいで、それも参加は任意です。

特にワーママになってからは、原則残業なしで働いているので、無駄な付き合いや飲みニケーションに悩まされる社風じゃなくて本当によかったと思っています。

④ビジネススキルがぐんぐん高まる

外資系企業は、一人ひとりに任される仕事の裁量が大きく、プロセスより結果が重視される環境です。

自分が任された範囲で意思決定を求められる機会が多く、成果を上げるためにあらゆる手段を検討し工夫しながら仕事に取り組むことになります。

外資系企業で2年も働けば、それまでとは明らかに違うスピードでビジネススキルが高まることを実感できるはずです。

営業職で例をあげてみます。

日系大手のように部署の人数も多く、業務が細分化されている場合は、以下のように担当が分けられていることが多いです。

  • 社員A見込み客に電話して商談アポを取る担当
  • 社員B営業資料を作る担当
  • 社員C商品やサービスをお客様に紹介する担当
  • 社員D受注後の手続き担当

一方外資系企業では、このようなイメージで1人に対して仕事を振られます。

ゴールと条件
  • 6ヶ月後までに売上目標XX円を達成してください
  • 営業業務に関わるすべての業務を合理的に行ってください
  • 売り上げた分の◯%が給与に上乗せされます

与えられた売上目標から逆算して、以下のようなことを自分で考えて仮説検証していくことになります。

  1. 目標売上を上げるにはどのくらいの数の商談をする必要がある?
  2. そのためにはどのくらいの数の顧客にコンタクトを取れば良い?
  3. それぞれの顧客に何を提案すれば効果的に売上につながる?

外資系企業の仕事の任せ方は裁量が大きい分、短期間でビジネススキルが磨かれると思いませんか?

結果が重視されるシビアな環境ではありますが、成長を止めず、ビジネスマンとしてのスキルを高めたいなら外資系企業はとてもおすすめです。

⑤スピード感のある働き方ができる

意思決定が迅速で、スピード感のある働き方を実感できるところも、外資系企業に転職してよかったことの1つです。

組織がフラットで、意思決定の権限が各担当者に振り分けられているため、仕事におけるさまざまな判断の場で、必ずしもすべて上司の決済を待つ必要がないからです。

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日系企業で働いていたときは、「上司の判断待ち」で動かない仕事がたくさんありました。

特にワーママになってからは、仕事自体にスピード感があるので、ワーママ特有の時間的制約やがあまりデメリットにならないと感じています。

意思決定が迅速で、各自サクサク仕事を進めて、トラブルがあればすぐに関係者で議論してまた意思決定して大胆に方針転換。

こういうフットワークの軽さも、外資系企業の特徴といえるでしょう。

⑥専門性が高まる

外資系企業では、「ジョブ型雇用」という考え方で採用をしています。ポジションに求められるスキルや経験を持った人を当てはめる形で採用する方法です。

そのため、領域のスペシャリストとしてキャリアを積み上げていくことが可能なのです。

もし次にまた転職する機会が来たとしても、身につけた専門スキルを持って、即戦力として条件の良い転職につながる可能性もあるでしょう。

採用担当として働いていると、日系企業に勤める方からこのような悩みを聞くことがあります。

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数年ごとにいろいろな部署をローテーションし、ジェネラリストとして広く浅くやってきた結果、転職活動で強くアピールできるスキルや経験がないんです…

私自身も前職の日系企業では2つの部署、4つのチームを異動しながら短期間で色々な業務を経験してきました。

しかしその後外資系企業に入ってからは、人事部の中でずっと採用活動に携わっています。

この領域で10年の経験を積み上げてきているので、もし今後また転職することがあっても、採用の領域であればアピールできるスキルや経験はたくさん持ち合わせています。

長期的なキャリアの方向性や将来の転職も見据えた場合、外資系企業で専門性を高めることはとてもメリットがありますよ。

⑦実践的な英語が身につく

流暢な英語、ネイティブのような言い回し、ではなく実践的な英語というところがポイントです。

外資系企業では、日本支社であっても外国籍社員がいることが多く、本国や他のグローバルオフィスとのコミュニケーションも必須となります。

  • 情報を共有する
  • 困りごとを相談する
  • プレゼンテーションする
  • ディスカッションする

このように色々な場面が想定されますが、共通して求められるのは「自分の言葉で、自分の考えを伝える」という英語のスキルです。

外国籍の社員であっても、英語が第一言語ではない国の人も多く、みんな流暢というわけではありません。文法が正しくなかろうと、誰かの意見に同調するのではなく、自分の言葉で自分の考えを伝えることが重要なのです。

言い換えれば、流暢さや文法の正しさなんて外資系企業では誰も気にしていない、大事なのは内容です。

事前に練習したり準備したりすることができない、生きたコミュニケーションを訓練できる環境なので、実践的な英語力が身につくというわけです。

私自身も外資系で10年働いた今、決して流暢ではありませんが、ビジネスの場面において臆することなく英語でコミュニケーションが取れるようになっています。

外資系で身につけられる実践英語はビジネスのどんな場面でも通用する大きなスキルとなりますよ。

⑧成果を上げれば給与も上がる

成果がダイレクトに給与につながる点も外資系企業でよかったことだと言えます。

外資系企業での給与は、期待される成果に対するパフォーマンスによって決まります。「年齢」や「勤続年数」など成果に無関係な要素が加味されることはありません。

若い人でも、子育て中で残業ができない人でも、成果に対するフェアな報酬が反映されることになるのです。

私が働いている会社でも、20代の優秀な若手社員が、40代のベテラン社員よりも給与が高いというようなケースが多くあります。

出世のスピードも本当に人それぞれで、「年下の上司に年上の部下」という現象も全く珍しくありません。

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じゃあパフォーマンスが悪かった時はどうなるの?

一時的にパフォーマンスが悪かったときは、ボーナスやインセンティブのような「変動給」はそれに応じて低く抑えられることになります。ただし、固定給が下げられることはほとんどありません。

自分の頑張りがダイレクトに給与に反映されるので、仕事へのモチベーションも必然的に高くなりますよね。

外資系の成果主義については以下の記事で解説していますので読んでみてください。

⑨グローバルな視点が身につく

外資系企業では、本国だけでなく色々な国の同僚と意見交換をします。

他国の同僚とコミュニケーションを取るということは、ただ英語で話すということではありません。

色々な国のカルチャーや文化、ビジネス習慣やタブーなどをお互い受け入れながら、双方にとって最善の落とし所に持っていくことが必要になります。

意見が噛み合わないときは、「なぜそう思うのか?」「背景には何があるのか?」を意識する習慣がついてくるため、グローバルな視点で物事を考えることができるようになります。

一つのビジネスの目標に向かって、異なるカルチャーを持つ同僚と協力しながら仕事を進めていくことは容易なことではありませんが、グローバルで活躍するビジネスマンとしては必須のスキルです。

⑩長期休暇を取りやすい

最後のポイントは、有給の取得しやすさ、特に長期休暇の取りやすさについてです。

外資系企業では、「生産性をあげるためにはしっかり休むことも必要!」という考え方があるからです。

実際に、私の勤める会社でも社員の有給取得率はほとんど100%で、1−2週間まとめて休みを取る人もとても多いです。

メリハリをつけて働くことにも繋がりますが、他の時間でしっかり生産性を高めて仕事を進めておけば、長く休むことも何の問題もないのです。

マネージャー陣が率先して休むし、みんな休むからお互い不在時のフォローもするしで、長期休暇を取ってもうまく仕事が回るようなしくみになっていますよ。

ワーママになってからは、子供を連れて旅行する際は空いている平日を狙いたいんです!平日にがっつり休むことができる環境があって、とてもよかったと思っています。

外資系転職のデメリット

外資系転職デメリット

外資系転職でよかったことはたくさんありますが、逆に外資系転職にもデメリットはあるのでしょうか。

外資系転職を視野に入れるなら、事前に知っておくべきポイントをまとめました。

日系企業と比べてデメリットになり得るポイントを詳しく解説していきます。

評価がシビア

自分の裁量で、自由度の高い働き方ができる一方で、「成果を出すこと」は厳しく求められる環境です。

役職や報酬が成果主義で決まることも多く、厳しい評価の中で生き抜く必要があります。

言い換えれば、「成果を出してさえいれば」裁量を持って、自由度の高い働き方ができるということです。

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ワークライフバランスが良い=仕事がゆるい、ということではないのですね。

外資系企業では評価の基準も、プロセスより結果が重視される傾向です。どんなに頑張って仕事をしたとしても、成果に繋がっていなければ評価はされません。

このようなことから、評価がシビアであることは外資系企業で働く上で注意すべきポイントだと言えるでしょう。

このような状況が苦手であれば、のんびり働ける外資系企業について解説している記事も参考にしてみてください。

福利厚生が限定的

外資系企業では、日系企業のような手厚い福利厚生はありません。給与体系や制度も「合理性」が重視されるからです。

実際、私が勤める外資系企業の福利厚生は通勤手当と確定拠出年金くらい。前職の日系企業にあったような住宅手当や退職金などはありません。

ただその分、外資系企業では日系企業の同じような職種に比べて基本給が高くなる傾向があります。

「手当」や「福利厚生」は会社の決定でいつでも変更したり無くしたりできますが、「基本給」は原則下げることはできません。そのため、福利厚生が少なくても、基本給が高いほうが良い!と考えることもできますね。

捉え方は人それぞれですが、手厚い福利厚生を求める人には、外資系企業の制度はデメリットと言えるかもしれません。

外資系企業の福利厚生について詳しく解説した記事もあります。ぜひ読んでみてくださいね。

安定雇用が見込めない

外資系企業は、従来の日本企業のような安定した雇用形態を取っておらず、安定的な長期雇用を見込むのは難しいかもしれません。

原則として会社主導の部署異動がないため、不採算部門がクローズされると、そこで働いている社員は他に行き場がなく、会社都合退職となることもありえます。

会社ごとに状況が異なるので、転職時にしっかりと企業研究することが重要になります。

企業全体のビジネス状況や業界動向、自分のスキルとのマッチングをしっかりと考慮した上で、転職先を決めるのが良いでしょう。

教育環境が整っていない

外資系企業では、入社時などに1から10まで手取り足取り教育してもらえるカルチャーがありません。

そもそも未経験採用が少なく、各ポジションの即戦力としてスキルのマッチする人を採用しているからです。

そのため、社員が自ら学びに行く姿勢を持つことが重要です。

社内に学びのコンテンツはたくさんあります。自分で学びに行く姿勢があれば短期間でたくさんのことを吸収して成長を実感できますよ!

このように、体系的な教育環境はないものの、即戦力として成果を出しつつ、自分から積極的に社内のリソースを使って学ぶことで、スキルを高めることができる環境だと言えます。

外資系企業に向いている人の特徴

外資系向いている人の特徴

では、どんな人が外資系企業に向いているのでしょうか。

実際に外資系企業で働く社員を見てきた経験から、外資系企業に向いている人の特徴をまとめました。

一つずつ解説していきます。

外資系企業に向いている人の特徴は、以下の記事で詳しく解説しています。自分が外資系企業に向いているかどうか、ぜひチェックリストで確認してみてください。

成長意欲が高い

常に新たな知識やスキルを習得しようとする姿勢を持つ、成長意欲の高い人は外資系企業のカルチャーに合っています。

評価基準が明確で、常に成果を出すことが求められる外資系企業の環境では、立ち止まっていると学びが少なく、成長することは難しいです。

反対に、常に学び成長する姿勢を持ち、情報を取りに行ける人は、外資系企業でも成果を出し評価される存在になることでしょう。

学びに貪欲で、上昇志向、成長意欲の高い方は外資系企業でのキャリア形成がおすすめですよ!

大きい裁量を持って働きたい

外資系企業では、個人の責任範囲が明確で、プロセスよりも結果が重要視されます。

そのため、業務の具体的な進め方や、プロジェクトの進捗に対しては大きな裁量を任されることが多いです。

細かく管理されることなく、大きい裁量を持って働きたい人は外資系企業に向いているでしょう。

日系企業のように業務が細分化されていないので、自分の任された範囲で自由に考え、率先してアクションを起こすことが求められる環境です。

どのように仕事を進めれば最短で効率よく成果にたどり着けるかを考え、大きい裁量を持って働きたい場合は外資系企業がおすすめできます。

英語や異文化に興味がある

外資系企業で働くなら英語スキルは持っていたほうが良いです。

ただ現時点で高い英語力がなくても、英語や異文化に対して興味があり、学ぶ意欲の高い人は外資系企業に向いているでしょう。

外資系企業の中でも、会社やポジションによって求められる英語力のレベルは異なります。

英語力に関して、重要なのは「流暢さ」ではありません。コミュニケーション力、つまり相手の言っていることを理解し、自分の意見やアイディアを伝えられる能力が重要視されます。

また異文化理解に関しては、多様なバックグラウンドを持つ人々と円滑にコミュニケーションを取る能力が求められます。

そのため、英語でのコミュニケーション力の向上に高い意欲があり、異文化理解に対して興味がある人は外資系企業の環境が向いていますよ!

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現時点で英語が苦手でも、意欲があれば大丈夫です。

英語が苦手でも外資系企業に興味のある方にはこちらの記事がおすすめです。

プレッシャーに強い

常に成果を出すことが求められる外資系企業では、成果主義へのプレッシャーに強いことも重要な特徴となります。

成果の上がらない時期でも精神的にくじけず、どういう改善プランを立てれば挽回できるかを冷静に考えることが求められます。

仕事へのモチベーションやストレスをうまくコントロールしながら、安定的に成果を出すための取り組みを続けられれば、外資系でも十分に活躍できるでしょう。

外資系転職を成功させる3ステップ

外資系転職成功の3ステップ

外資系企業への転職を成功させるにはいくつかのコツがあります。

実際に外資系企業に転職を考えている場合、もしくはこの記事を読んで外資系企業への転職に興味を持った場合には、次の3ステップで転職活動を進めてみてください。

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外資系企業の採用担当としての目線でお伝えします

STEP1.スキルの棚卸しでキャリアの方向性を理解する

外資系企業はジョブ型雇用で採用をしています。ポジションに必要なスキルや経験を持っている人を即戦力として採用する手法です。

そのため外資系企業への転職を考える際、まずは「スキル・経験」の棚卸しをして自分のキャリアの方向性を理解し、求人とのマッチングを見ていくというプロセスが重要となります。

次のSTEPに沿って、まずは自分の経歴を棚卸ししてみましょう。

STEP
仕事・経験の棚卸し

まずは今までのキャリアの中で経験した仕事を棚卸ししてみてください。紙に箇条書きで書き出してみるのも良いでしょう。

STEP
スキルの棚卸し

次に、STEP1で書き出した仕事それぞれで、どんなスキルが身についたかも書いてみます。できるだけ細かく分類して、具体的に出してみるのがポイントです。

STEP
自分のキャリアの方向性を決める

STEP1、STEP2で棚卸しした仕事とスキルの一覧の中で、今後のキャリアにおいて専門領域にしていきたいところを決めていきます。「これだったらずっと続けられそう」「このスキルをもっと深めたい」というポイントが見つかりますか?

キャリアの棚卸しについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

キャリアの方向性が決まったら、次は実際に活動するための準備をしていきましょう。

STEP2.選考を通過しやすい応募書類に落とし込む

外資系企業の書類選考に通りやすい応募書類を書くコツは、募集要項とマッチするスキルを膨らまし、それ以外は切り捨てるです。

外資系企業で採用の際に一番重視しているポイントは、ポジションに求められるスキルと、候補者の持っているスキルがマッチしているかという点のみだからです。

募集要項(Job Description=JDと言います)の中に、求められるスキルは明記されていますので、必ず事前に確認しておいてください。

職務経歴書は、文字通り今までの職務の経歴を書くものですが、今までの経歴をすべて同じボリュームで書くのはNGです。

何十、何百もの応募書類に目を通している採用担当者は、だらだらと長い内容の書類は好みません。

前項で棚卸ししたスキルのうち、ポジションで求められるスキルに当てはまる部分を思いっきり膨らましてアピールしてください。

そのポジションに関係のないスキルや経験の部分は、思い切って削除してしまうくらいでも良いです。事実として1行、こんな経験があります、と書く程度にとどめましょう。

合理的に、生産性高く仕事をするという外資系企業らしく、スキルのマッチングに直結するよう、簡潔に、端的に書類を書くように心がけてください。

職務経歴書の書き方は以下の記事でも解説していますので参考にしてみてください。

STEP3.転職エージェントと転職サイトに登録する

実際に転職活動を始める際、自分のキャリアの方向性にマッチする求人を、自分で見つけてくるのはかなり難易度の高いことです。

外資系企業への転職を考えているのであれば、転職エージェントと転職サイトの両方に登録することをおすすめしています。

転職エージェントと転職サイト、それぞれに以下のようなメリットがあるからです。

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  • 転職支援のプロ。伴走者として支援してもらえる。
  • 応募書類の書き方や面接のコツなどを教えてもらえる。
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  • さまざまな業界の非公開求人を保有しており、希望の条件に合った求人を紹介してもらえる。
  • すべてのサポートが無料。

転職経験が浅ければ、圧倒的な求人数と豊富なサポート体制を持つに登録しておけばまず間違いないです。

転職エージェントは複数登録するのが基本ですが、必ず押さえておくべきエージェントの1つです。

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  • 外資系企業の求人が多い。
  • 有料プランもあるが、基本的なサービスはすべて無料で利用できる。

時間の融通がききにくいワーママであれば、待っているだけでスカウトが来る転職サイトの利用もとてもおすすめです。

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外資系転職に関するQ&A

FAQ

外資系企業の採用担当を10年続ける中で、良く聞かれる質問をまとめました。

外資系転職に必要な英語力はどの程度ですか?

外資系企業にもさまざまあり、中には高い英語力を必要としない会社や職種があります。

例えば日本に進出してかなり長い歴史がある会社や、日本での規模が大きい外資系企業などでは、英語をほとんど使わないポジションもあるでしょう。

自分のキャリアの方向性と同時に、自分の今の英語力でどこまでチャレンジできるかを見極める必要があります。ポジションに必要な英語力は募集要項に明記されていますので、必ず確認するようにしてください。

英語力に自信がなくても外資系企業に転職することは可能です。この記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

外資系企業はすぐにクビになるって本当ですか?

成果主義の評価制度を採用しているところが多いため、成果がでなければクビになると考えられることが多いですが、日本に進出している企業は実はそうでもありません。

成果がでない場合、一般的には「基本給が上がらない(現状維持のまま昇給しない)」か、「ボーナスやインセンティブが低い(もしくは出ない)」という状況になることが多いです。

長期間にわたり成果を全く出せないなどの状況であれば、退職を勧められることもあるかもしれませんが、正しいスキルのマッチングを見て採用されたポジションであれば、その可能性も低いでしょう。

なお、外資系企業では会社主導の異動やジョブローテーションの考え方がないため、不採算部門がクローズする際などは、そこで働いていた社員の行き場がなくなり「会社都合退職」となるケースはあり得ます。

詳細は以下の記事で解説しています。

外資系企業の書類選考において、学歴はどの程度見られますか?

外資系企業の選考において、学歴は全く関係ありません。外資系企業では、「候補者のスキルや経験が募集中のポジションに求められるスキルとマッチしているか」の1点のみで採用を決定します。

重要なのは「職歴」であり、「学歴」ではありません。

外資系企業の採用担当者が学歴以外で重視しているポイントは以下の記事で詳しく解説しています。

外資系企業はワーママには難しいですか?

個人的には以下のような理由で、ワーママこそ外資系企業でのキャリアをおすすめしています!

  • 労働時間の融通がききやすく、家族との時間を優先するというカルチャーがあるため
  • 仕事の成果でフェアに評価され、ママであるというステータスが一切関係ないため
  • ワーママが自然と身につけている「効率良く動く」が外資系の働き方と相性が良いから

ワーママに外資系企業をおすすめする理由については以下の記事で詳しく解説しています。

未経験職種で外資系企業に転職できますか?

未経験職種での外資系企業への転職はあまりおすすめしていません。

外資系企業の採用基準は、「スキルのマッチングで即戦力を採用する」であるため、未経験の候補者はそもそも採用されにくいからです。

経験した職種で、未経験の「業界」にチャレンジすることは可能です。

どうしても未経験職種にチャレンジしたい場合は、経験職種の横展開となるような、少しでも関連性のある職種から始めることをおすすめしています。

未経験転職のコツについては以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ:外資系転職で理想のキャリアを実現しよう!

まとめ

この記事では、外資系転職でよかったことを10点ご紹介しました。

  1. メリハリのある働き方ができる
  2. 働き方の自由度が上がる
  3. 無駄な付き合いや飲み会がない
  4. ビジネススキルがぐんぐん高まる
  5. スピード感のある働き方ができる
  6. 専門性が高まる
  7. 実践的な英語が身につく
  8. 成果を上げれば給与も上がる
  9. グローバルな視点が身につく
  10. 長期休暇を取りやすい

この記事を読んで、行動した人だけが得られる10個のベネフィットを、あなた自身が実感してみてください!

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それではまた!

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